生薬デビュー キハダ②(黄柏皮おうばくひ)味苦、性質 寒、帰経 腎・膀胱
ある方から皮膚病に良いものはキハダ!と聞いて生薬を外用薬として買い求めました。金沢の薬舗中屋彦十郎で購入。
薬舗中屋彦十郎の説明書にはキハダ(黄柏)が詳しく載っています。薬理成分だけを抜粋しましたが、なるほど!天然のステロイド成分がはいっています。
樹皮にはアルカロイドのベルベリン、パルマチン、マグノフロリンや苦味トリテルペノイドのオーバクノン、リモニンなどが含まれる。
成分) アルカロイド (1~3%){(ベルベリン局方1.0%以上) パルマチン、フェロデンドリン}を含有する。このほ か苦味成分のオーバクノン、リモニンステロイドのβ-シトステロール、
カンペステロール、7-ヒドロスチグマステロールなどが存在する。
粘液が多く粉末を水でとくと粘る。
「原色日本薬用植物図鑑」より
成分はアルカロイドのベルベリンを0.6~2.5%を含む
ベルベリンには黄色ブドウ球菌、赤痢菌、コレラ菌などにたいする明らかな抗菌作用があり、抗炎症作用、中枢抑制作用、血圧降下作用などが認められていて、上記の薬効が裏付けられている
ステロイドのカンペステロール、7-ヒドロスチグマステロールなどが存在する。
🎉✨😆✨🎊
もうひとつ薬舗中屋彦十郎よると
キハダに塩をまぜたもので歯を磨くと歯槽膿漏や歯肉炎にもいいとのことです。
ベルベリンは、ある種の細菌とりわけ腸内細菌にたいしてかなりの抗菌力作用があるという。とくに赤痢菌にたいしてはサルファ剤と同程度の抗菌力があるというのですが、にわかには信じられない話しです。
🎉✨😆✨🎊すごいですね。キハダ❗️
薬舗中屋彦十郎より
内服薬の使い方
粉末の服用法
粉末はサジで量って白湯で服用してください。粉末そのまま服用すると上顎や歯にくっついて飲みにくいことがありめす。気に成る方は、少量のお湯とハチミツを加えて練り状として服用ください。
ウイキによると胃炎、口内炎、急性腸炎、腹痛、下痢に、黄柏の粉末(オウバク末)1回量1グラムを1日3回服用する用法が知られている。
「家庭で使える薬になる植物」によると
黄柏末0.5~1.0gを1日三回服用すれば結核に特効があるという。
キハダ3~6gを1日量として、水400ccで200ccに煎じつめ、布で濾して1日三回食前30~40分前後に飲めば、胃腸病の一切に効く。
🎉✨😆✨🎊貼り薬として購入したので、キハダが内服薬、しかも胃腸病の妙薬だったのはとても驚きました。🎉✨😆✨🎊
薬舗中屋彦十郎によると
外用薬としての使い方
材料について
生薬キハダ粉末
卵白
張り付ける紙
患部に固定させるもの(サージカルテープ)
湯呑み茶碗等に入れた粉末に卵白を少しずつ入れ、箸でゆっくり練りながら、箸先からたれない程度の固さに練り上げます。熱湯や小麦粉で固さを調節してもいい。
練り上げた粉末を、リント紙、和紙、障子紙に10円玉の厚みくらいに延ばし、しっかりもんだ患部に貼り、サージカルテープなどで固定し、貼付してください。