薬草デビュー28 ナズナ 生薬名 薺 味 甘 性 平
ぺんぺん草がナズナということでも😍⤴️⤴️のに
ぺんぺん草がとっても大切な薬草ということでまたまた😍⤴️⤴️います。
使える、食べられるナズナを探しています。
練馬大泉の畑傍らにナズナの群生がありました。
遠く向こう側フェンス沿いにはもっといっぱいナズナが咲いています。
雑草が全くないのにナズナだけが生えているということは、ナズナを育てているのでしょうか。農家さんもナズナを野草・薬草として販売するのか、ご家庭で使うのもしれません。
ぺんぺん草ナズナは大切な薬草だということを
中村臣市郎「家庭で使える薬草107種」には4ページも
佐藤潤平「家庭で使える薬になる植物Ⅲ集」に4ページも紹介している優れた薬草です。
韓国ドラマ「ホジュン」でも薬剤が無くなったときに止血薬として野に生えているナズナが活躍します
2冊の本で止血効果があると知ったばかりだったのでホジュンにナズナが出てきたときはうれしかったです。
ナズナについて
佐藤潤平の本にはナズナの俳句や柳句が載っています。そして落語のようなナズナがでてきました。
「家庭で使える薬になる植物」より
芭蕉「よく見ればなずな花咲く垣根かな」
江戸時代庶民はこの植物に特殊の信仰を懐いている。
「なずな売り村でも至極かせぐやつ」
「七けんで七文がうるなずなうり」
「なずな売り元はただだとねぎられる」
の柳句でわかるように、早春の野に萌え出るナズナを里の子らは、三月三日の桃の節句あるいは四月八日の灌仏会に摘んで、江戸市中に売りにでていた。
江戸庶民はこれを求めて陰干しにし、毒虫の害を避けるものとして、灯りを慕う虫を防ぐために行灯に吊り、軒下の隅に吊るしておく習わしがあった。
従って
「なずなでも売れが意見のききはじめ」と
日がな一日ブラブラしているどら息子などが、よく元手なしに稼げるナズナ売りでもしろと説教を喰っている。
😆落語のようなお話ですね😆
ナズナの果実はその形が三味線のバチに似ているので、サミセングサあるいはペンペングサとも呼ばれる。
ところでナズナは薺(セイ)と称し、古くから止血の効が認められていた。
第一次世界大戦当時、麦角など止血薬が欠乏した際、これが代用薬として新たなブームを呼び、1917年にはドイツのハンブルグ、ベルリンなどの病院でナズナの抽出エキスについて止血効果に関する広範な臨床実験が行われ、その止血効果が再認識されている。
ナズナの開花期に全草を採集し、陰干したものにはコリン、アセチルコリン、チラミンなどの四級アミンが含まれ、またフマール酸イノシフトの存在が知られている。
種子には粗脂肪が約3.3%含まれている。
中国明の時代周定王の著「救荒本草」にナズナは救荒植物の一つに数えられているが、わが国でも4~5月にナズナの若葉を茹で、胡麻和えやお浸し、煮付け、酢の物などに調理して食べるものとしている。
また塩漬けにしたり、混ぜご飯にを作ったりする。果実もまた混ぜご飯に用い、わりに太いゴボウ状の根も煮付けや酢醤油和えの材料にする。
佐藤潤平「家庭で使える薬になる植物」より
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中村臣市郎「家庭で使える薬草107種」には
ナズナの凄い効能に驚いてばかりです。
食べても😋🍴💕
なのにナズナは道端に生えているので採取できません。犬の散歩コースだからです。
事務所周りにはヨモギ、ドクダミ、カタバミ、ハコベ、ヒメツルソバは生えているのにナズナが生えていません。
犬のオシッコのないところ、野原や斜面からのナズナ探しがこんなに大変だとは。
なので今年はあきらめて来年用にナズナの種を植えようかと思っています。