野草デビュー 29 悪い草ワルナスビ


毎年夏同じ所に咲いている白い花。ちょっと可愛いなと思ってさわったらアイタタタ。

トゲを拡大してみた

鋭いトゲ。
こいつ誰?正体が知りたい。

下向きの白い花びら。周りの茎や葉っぱに鋭いトゲ

岡本信人の本をパラパラと眺めていたら「食べてはいけない野草」にこの花の写真が。
ヤッター!
正体は「ワルナスビ」
ヤクザな毒草でござる💦😈💦☠️💦💥💦💣


ウイキより
ワルナスビ

花は白または淡青色でナスやジャガイモに似ており、春から秋まで咲き続ける。
果実は球形で黄色く熟しプチトマトに似る
だが、全草がソラニンを含み有毒であるため食用にはできず、家畜が食べると場合によっては中毒死することがある。
また、美味しそうに見える果実でもあるため、子供などがプチトマトなどと勘違いして口にしてしまう危険性も高い。
ウイキより




葉にも茎にも強固なトゲがついていて、いやらしいのは葉っぱの裏にトゲがついてるとこ。🌿☠️🌿😈🌿💥🌿💣

ワルナスビについて

みちくさ図鑑さんのブログから

牧野富太郎「植物一日一題」より、ワルナスビの牧野富太郎先生命名のいきさつ

☘️✨ワルナスビとは「悪る茄子」の意である。
前にまだこれに和名のなかった時分に初めて私の名づけたもので、時々私の友人知人達にこの珍名を話して笑わしたものだ。
がしかし「悪ルナスビ」とは一体どういう理由で、これにそんな名を負わせたのか、一応の説明がないと合点がゆかない。
下総(千葉県)の印旛郡に三里塚というところがある。
私は今からおよそ十数年ほど前に植物採集のために、知人達と一緒にそこへ行ったことがある。
ここは広い牧場で外国から来たいろいろの草が生えていた。そのとき同地の畑や荒れ地にこのワルナスビが繁殖していた。
私は見逃さずこの草を珍らしいと思って、その生根を採って来て、現住所東京豊島郡大泉村(今は東京都練馬区東大泉となっている)の我が園中に植えた。
さあ事だ。それは見かけによらず悪草で、それからというものは、年を逐うてその強力な地下茎が土中深く四方に蔓こり始末におえないので、その後はこの草に愛想を尽かして根絶させようとしてその地下茎を引き除いても引き除いても切れて残り、それからまた盛んに芽出って来て今日でもまだ取り切れなく、隣りの農家の畑へも侵入するという有様。
イヤハヤ困ったもんである。
それでも綺麗な花が咲くとか見事な実がなるとかすればともかくだが、花も実もなんら観るに足らないヤクザものだから仕方ない、こんな草を負い込んだら災難だ。
茎は二尺内外に成長し頑丈でなく撓みやすく、それに葉とともに刺がある。互生せる葉は薄質で細毛があり、卵形あるいは楕円形で波状裂縁をなしている。花は白色微紫でジャガイモの花に似通っている一日花である。実は小さく穂になって着き、あまり冴えない柑黄色を呈してすこぶる下品に感ずる。 この始末の悪い草、何にも利用のない害草に悪るナスビとは打ってつけた佳名であると思っている。そしてその名がすこぶる奇抜だから一度聞いたら忘れない

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