イギリス史⑤【補足】ウィリアム1世の政策
こんばんわ。前回ノルマン朝のウィリアム1世(ギョーム)について書きました。が、少し書き足りなかったので、今回は補足をしたいなと思います。
話したいのはウィリアム1世が作成した土地台帳と、
政治体制の封建制度についてです。
ドゥームズデイ・ブック
土地台帳のことです。ウィリアム1世が作成したこの初期の物をこう呼ぶのか、土地台帳=ドゥームズデイ・ブックと呼ぶのかはよくわかりませんでした。
【土地台帳って?】
現代を生きる私の解釈としては、土地台帳というと‥
土地の面積と所有者を確認し、収めるべき税金を土地の所有者に通達する‥
そんな役目なのかなと思っています。
これって中世も同じ考えなのでしょうか??
【中世の土地台帳、なんのため?】
これは私が調べた結論なのですが‥
土地所有権をめぐる争いをなくすため。(誰の土地なのか、誰が受け継ぐ土地なのか)
国の資金集め。(土地は基本的には国王から賜るもの‥だとすると、まず国王から土地を与えられる。そして土地有者はその土地で生まれた利益の一部を税金として国に収める。その徴収したお金が多ければ多いほど国力が高まる。)
アングロサクソン貴族が持つ資産を、ノルマン貴族に移すため。(征服者ウィリアム1世はノルマン人だから)資産の把握。
この3つが目的で土地台帳を作成したのではないかと思われます。
封建制度ってなに?
私のノートをご覧ください↓
国王と諸侯の間にはこのような関係があるのでしょう。
私は思いました。
この関係を保つためにドゥームズデイ・ブックが役に立ってるのでは?‥と。
(笑)
これって諸侯側は戦争の際は国王軍に参加して戦います!ってことですよね。それなら国王は諸侯の軍事力を知りたいですよね。財産も知りたいし、戦える人数とか男子の数とか‥。
つまりドゥームズデイ・ブックにはその土地に住んでいる人数や性別の把握という役目もあったのではないかな??と思うんです。もちろん資産もですが。
軍事力=国力!!
封建制度がうまく機能したのはドゥームズデイ・ブックをうまく利用したから‥
合ってますかねぇ??(●´ϖ`●)
ではまた。