死なれちゃったあとで
父の一周忌の日取りについて母から電話がある。
新盆で帰省したばかりだけど、来月かー。
先日の帰省で、実家のリビングと母の寝室に
父と母のツーショットの写真立てを発見して
ぎょぎょぎょ!ってなった。
母いわく、
「あの時の旅行、楽しかったから」らしいけど
言い訳っぽくごにょごにょ言っていた。
正直、違和感でしかなかった。
母はわたしが帰省するたび、
父に対して小言を言ったものだ。
わたしはそんな母にいつも同情した。
俺サマで暴れん坊将軍みたいな人だった父。
母に対しては甘えもあってか、
物言いがスペシャルきつかった。
父が亡くなり、葬儀屋さんから
故人の人柄について尋ねられたときも、
「意地悪な人でした」って言ってたよね。。
それなのに。
ツーショットの写真立て。
。。人の気持ちは計り知れない。
50年以上連れ添ったバディに対する
母の感情のグラデーションは、
娘のわたしにはちょっと想像がつかない。
お父さんがいなくなって
寂しいんだね、お母さん。
お父さん。
あなたはお母さんから愛されてますよ。
よかったね~。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?