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ふつうのことをやったら長年の便秘が解消した話
他人からしたらつまらない話だと分かっていますが、自分のなかでは人生を変えるような体験だったので、noteに書きます。
私は子供のころからとにかく便秘でした。小学生から悩まされ、市販の下剤を使ってみたりもしてました。どうしても出なくて、おなかが痛くて、救急外来を受診して浣腸してもらったこともあります。
でも市販の下剤を飲んだり浣腸をすると、一気出すぎてしまって、ふらふらしたり気持ち悪くなったりしてしまうし、その後数日はいつ下痢が襲ってくるかわからない状態になってしまってました。
大学生になり寮生活になると、自室からトイレまでの距離が遠くなったのと、他の人にしょっちゅう行っていることや長く籠っていることがばれてしまうことから、トイレに行くのを躊躇うようになり、より悪化していきました。平日は1週間まったくでず、土日に一気に出し切る生活。
問題はある程度長期の旅行や合宿で、行きかえりには絶対下痢になりたくないし、でももし旅行先で便秘になっておなかが痛くなってしまったら…と毎回綱渡りの気分でした。
仕事が始まると、当直やon callもあり、トイレに籠れる土日に一気に出す、という作戦がとれなくなりました。その緊張感のためかまた便秘が悪化したため、20歳台のころ大腸カメラを受けましたが、なにも異常なし。
「過敏性腸症候群なのかな…」と自己判断を下し、でも有効な手立てはありませんでした。
妊娠・授乳中も当然のごとく便秘に悩まされました。でも、子供が生まれて仕事をセーブするようになったので、「少なくともこの日は下痢になっても1日中家にいればいい」という安心感はありました。また、長期の旅行に行くこともなくなったので、それも安心材料のひとつでした。
でも、ふと思いました。
「私は一生このままなんだろうか?」「子供が大きくなったり、巣立ったりしたら、また長期の旅行に行けるようになる。そのとき、また不安に苛まれながら行くんだろうか?」「これからもせっかくの休みを、トイレと部屋の行き来でつぶすし続けるのか?」どうにかしたい、と思いました。それで今年の目標は、便秘を治すことにしました。
いろいろ調べて、低FODMAP食とかも勉強しましたが、仕事と子育てで忙しいし、子供のごはんも一緒に作るので、そんな細かい制約は続かないだろうと思いました。
それで、もう基本に立ち返ることにしました。
・水を多めに飲む
・ヨーグルトと納豆、みそ汁を積極的に食べる
・便秘にいいヨガをする
・野菜をとる
我ながら当たり前じゃないかということばかりで、みんな知ってることだと思うんですが、とにかくこれで便秘がよくなると信じて徹底しました。
水は朝起きたときと寝る前は絶対コップ1杯のむ。仕事中もこまめに飲む。
ヨーグルトと納豆は、絶対に冷蔵庫から切らさない。
ヨガは朝と寝る前毎日する。
外食で迷ったら、野菜が取れるほうにする。夜ご飯には必ず野菜いっぱい入れたみそ汁を飲む。
そうしたら、ある日朝、トイレに行きたくなって、出たんです。下剤を飲まないのに排便があったのは何年振りだろう、というレベルでした。
「まあ、下剤に頼るときがあっても、こういう自然な排便の日がときどきあるだけでもすごい進歩だ」と思ってましたが、次の日も出る。
それで、もう数か月下剤を使ってません。
こんなすぐ解決するならもっと早くやればよかった、と思いますが、ある程度覚悟が決まらないとできなかったのかな、とも思います。
小さいことなんですけど、「やってもどうせ無駄」と思わず愚直に基本を行うことは大事だな、と思った経験でした。
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