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【千字書評】僕は、騎士学院のモニカ。
どうも、ハタガミです。
今回は第35回ファンタジア大賞にて、銀賞に輝いた受賞作。
「僕は、騎士学院のモニカ」の書評を書いていきます。
千字という短い文量の中で、できる限り魅力を伝えられたらと思います。
(ここから千字です)
この物語は作者のあとがきにもある通り、戦う女の子をテーマとした物語です。なので表紙のモニカという美少女が、バトル漫画のようにガッツリ戦います。
当然ですが、このモニカはただの女の子ではありません。世間で最強の騎士と謳われるダレンという男が憑依しています。
つまり外は少女で、中身は青年という面白い主人公です。
この物語では性別という区分けを強く意識されており、男性は呼応力という運動能力を強化する能力があり、女性は神奏術という超常現象を引き起こす能力があり、物語の舞台である学院においても騎士学科と神奏学科に分かれています。
主人公であるモニカは、女性でありながら騎士学科に転入します。タイトル回収もさることながら、学院内では一気に注目の的です。そして学園モノではお決まりの、成績優秀者である生徒と対戦します。
しかも二体一、騎士学科のトップと神奏学科のトップの二人組を相手にモニカが一人で勝利するのです。なろう系のようですが、普通にモニカも大怪我します。挿絵も相まってすごくカッコイイ。いやカッコかわいい。
それと、この物語では音の描写がよく出てきます。ディソナンスという世界中で現れる敵がおり、神奏術や彼らに関する用語として、音楽用語がよく登場するので、その知識があるとさらに楽しめるかもです。
で、ダレンはそんな世界でディソナンスを一人で狩りまくった訳です。そんな中、飛び切り強いディソナンスと戦って、瀕死となります。そこでモニカと出会って、モニカから神奏術でモニカの身体に魂が乗り移ったという経緯です。
そして肝心の敵役は、学院の生徒であり友達として登場するフィーネという少女です。この子もモニカと同じく魂を移す神奏術を使って、自分にディソナンスの力を宿して戦います。それはもう苛烈に。かなりえげつない。
これが大まかなあらすじです。小説でも面白いし、細かい伏線が色々と回収されていくのですが、それ以上に戦闘シーンが面白かったです。展開が早く、バトル漫画のように毎回技名を叫びますし、神奏術の演奏などを含め、アニメ化すればかなり売り上げが伸びそうな作品だと感じました。
雄々しく戦う女の子は、素晴らしいです(あとがきより)
はい。1007文字です。
いやぁ、千字ってやっぱりすぐ終わりますね。要約力が足りないのか、あらすじで大部分を消費してしまいました。
初めて書評というものをしてみましたが、結構楽しいですね。
それに難しさも感じました。少しでも気を抜くと、文量が溢れかえってしまいます。この作品への感想も、まだまだ書き足りません。
しかし千字と決めた以上、ここで書評は終わりといたします。
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という訳で、今日はここまで。
また次の記事でお会いしましょう。
では。