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一作に詰め込めるキャラの数

どうも、ハタガミです。

また新しい小説を作っているのですが、一作にどの程度のキャラを詰め込むのが最適なのか気になったので、書いている次第です。

小説の世界では必ず主人公が中心的に描かれます。
当たり前の話ですが、心情も備わる能力も主人公は深く掘り下げられます。

しかし話を広げるためには、もっと多くのキャラクターが必要になります。というか、脇役がいないと話が短くなります。物語をより深く長くするために、脇役が必要になる訳です。

ではその脇役は、一体何のために存在しているのか。

例えば、ヒロイン。
ヒロインは主人公の恋人としての特徴を持ちます。一見すると、主人公の異性となることが多いこのキャラクターは、恋愛成就のために存在しているように見えます。
自由恋愛による幸福は、誰もが知る素晴らしい文化の一つ。
それをヒロインが満たすために登場する、と思われがちです。

でも恋愛的な描写というより、ただ主人公がヒロインに愛されているという描写に読者は快感を得るので、実は恋愛的な駆け引きは必要ありません。
バトルモノなら特技を。スポーツモノなら個性を。ファンタジーならば特殊能力を見繕い、そのジャンルに沿った主人公の活躍の手助けをするというのが一番の役割なのです。

つまり、ヒロインは主人公をより活躍させるための舞台装置の一つというわけです。
長編のようなシリーズものならまだしも。一作で完結するものならば、深く掘り下げるよりも主人公を引き立てる役に徹するべきでしょう。

同じように、敵役や師匠役なども主人公のための存在です。
なので、当然その役割を持つ脇役には限界があると思います。

主人公と古い付き合いの存在。主人公と初めて出会う存在。主人公を慕う存在。主人公を見下す存在。主人公と敵対する存在。
色々考え付くものはありますが、それでもせいぜい脇役は、多くても5,6人が限度ではないでしょうか。

もちろん、主人公と関わりの薄い所謂モブキャラならば、もっと増やすこともできるでしょうが、ストーリーに関わるキャラクターの数は、主人公を含めて、多くて7,8人が限界なのではないかと思います。

あくまで個人的な意見なので、あまり説得力はないかもしれませんが、売れている小説を見てみると、主要なキャラクターの数はだいたい4~6人程度なんですよね。まぁ私が知らないだけかもしれませんが。
やっぱり、数人に抑えられているには理由があるのかなと思います。

というわけで、今日はここまで。
また次の記事でお会いしましょう。

では。

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