おすすめ!インテリア書籍3冊
私は普段インテリアの情報源はYouTubeばっかりなんですが、一応書籍も持っています。どれも買って良かったと思うものなので紹介します。
北欧式インテリア・スタイリングの法則
フリーダ・ラムステッド著
持っている中で一番新しい本。note内で立て続けに紹介している人を三人も見て、興味を持ち購入。
「いかにして見せるか」について無駄なく簡潔に説明してある本。日本には意外と見せ方についての知識が不足している気がするので、痒いところに手が届く本、とも言えそう。基礎的な知識はこれを読めば十分じゃないかな。
ページには余白がたっぷりとってあり、易しい文章で書かれているので読むハードルが低い。
ただ、白黒プリントなので色についての解説はちょっとわかりずらい。あと、人間工学の章など、もうちょっと図を増やして欲しい。
ライフスタイルを生かすマンション・インテリアの基本
大倉祥子監修
マンションインテリアと書いてある割りには、マンションに限らずごく一般的なインテリアの知識がぎっしりと詰め込まれた本。全ページカラーで、図もたくさんあるので上の本でわからないところはこれで補える。
あと、「見せ方」についてよりは実用的な情報が多いと思う。例えばこのサイズのテーブルには何ワットのペンダントライトを何個つけるのが良いとか、この広さの空間にベストな家具の配置はこれ、とか。部屋の広さや家具の大きさは日本のものを基準にしていると思われるので、引っ越し前の家具や雑貨の選び方の参考になりそう。
とにかく情報が多いので、読み物としてより日本のインテリアにおける百科事典的な感じで使ってます。
和家具をたのしむ
山本明弘著
和家具について知りたい!となって買った本。
下北沢のアンティーク店山本商店の三代目店主が、初心者向けに分かりやすく和家具の特徴や基礎知識を教えてくれる。
山本商店のスタッフさんやお客さんのおうちの実際のコーディネート例なども見られます。ただこのコーディネート例を見てから、和家具にはもっと新しいコーディネート法があり得るのでは?とも思った(理由は後述)。
最初は図書館で借り、その後手元に置いておきたいとなったのだけど絶版になっていてメルカリで入手。
私の家の和家具について調べる時も参考になりました。
インテリアの書籍について思うこと
インテリアの本で、素敵な家や部屋の画像がたくさん載っている写真集みたいなものがありますね。私はそういう本は現在持っていません。昔は一冊持っていましたが全然見ないので処分しました。
素敵な部屋の画像は、ただ眺めているだけだとあんまり意味がない気がします。もちろん、趣味としてただ眺めるのが好きな人はそれで良いと思うし、非難するつもりはさらさらありません。ただ、その行為から何かを学ぼうとするのは難しいのではないかと言いたいだけです。
素敵なインテリア画像を目にしたら、自分がどこに惹かれているのか、他の部屋と違うユニークな点は何処かなどを分析し、参考にできる点を積極的に探すことが重要なのではないかと思います。
ただ、今の時代はpinterestなどでいくらでも素敵なインテリア画像が見られるので、カタログのような書籍は買っていない、というわけです。
あと、インテリア画像を見て自分ならこうするな、と仮想コーディネートをすると良い頭の体操になります。
上で紹介した和家具の本のコーディネート例を見て、よくこれをやりました。実際に人が住んでいる部屋に、文句をつけているみたいに聞こえたらすみません。そういうわけではないんです。
ただ、和家具のある空間は白い壁に赤茶の家具達というのがスタンダードのように見えたので、カラフルなインテリア好きな自分だったらここにこの色を足すな、異素材を組み合わせるな、と自分好みのコーディネートを考えて楽しんでいただけです。
こんな風に分析や仮想コーディネートをするのでなければ、本に実際のコーディネート写真を載せる意味はあまりないと思うし、紹介した最初の2冊には実施例的な写真はあまりありません。「北欧式~」なんて画像は皆無で白黒のイラストのみです。こういった構成は、読者を何となくわかった気にさせないために必要なのではないかと感じます。
今後インテリア関係の書籍を増やすつもりはありませんが、何かユニークな本があったら買ってもいいかもと思います。おすすめがあったら教えてください!
それではこの辺で。