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紫とオレンジをインテリアに取り入れるの難しい

カラフルなインテリアが好きな私ですが、オレンジと紫はあまり取り入れていません。というか、この2色を取り入れているインテリアデザイン自体をあまり見たことがない気がする。

うちのリビングにあるオレンジのものはこれ。

チェンソーマンのポチタ。横の人は無視で。

あとこれもかな?私は赤~朱色と思って取り入れたけど、人によってはオレンジに見えるかも。

旧東ドイツの子供用冊子。

紫はこれだけ。

すみれの刺繍フレーム

この写真だけ見るとこの額の大きさがわかりずらいけど、子供部屋全体の中ではこの大きさ。

ちっさ。

改めてこの2色を取り入れていない理由を考えてみると色々と気付きがありました。

オレンジ色

冒頭にオレンジを使ったインテリアはマイナーと書きましたが、70年代はオレンジを使ったデザインが人気だったのではないかと思う。
例えばこういう、茶色×オレンジの配色。

引用元:film and furniture
今までも何度か出てきたシャイニングのカーペット

こういう配色もレトロで素敵ですが、茶色とオレンジは暖色で同系色。

茶色という色は一般的に家具や建具やフローリングに多用されていて、私は特にミディアム系の木目が好き。ここにオレンジを合わせると部屋全体が同系色になり、コントラストを出したい自分の趣味にあわなくなりそうだから、無意識に避けていたのかも。

70年代っぽいインテリアを見ると、床が木のフローリングじゃなくて白いカーペット敷きだったり、家具が木製ではなくて白い樹脂製やクロームのような金属製など、クールな色や質感をだして、暖色のオレンジとコントラストを出している場合が多いです。

Untitled

勿論、そういうスタイルが全てではありません。オレンジがかったチーク材っぽい木目とオレンジ色をぶつけて部屋全体を思いっきり暖色にしている場合もあります。でも、個人的に参考にしたいのはコントラストを出したスタイルかな。
当時流行していた近未来的で無機質なスペースエイジっぽいインテリアと、オレンジ色は相性が良かったんですね。勉強になりました。

紫色

引用元:apartment therapy

日本では一般的に高貴な色として認識されている紫。やはりどこか特別な印象があり気軽に取り入れる色ではないような。

北米だと上の画像のように壁の色として採用されたり、寝具につかわれていたりするのをたまに見る。

日本よりは取り入れる人は多いのかもしれないけど、今年のインテリアの人気色は紫!みたいな状況はあまり見たことがない。
アイキャッチ画像のように、オレンジと紫はハロウィンの定番色ですが、オレンジには収穫、紫には月光という意味があるみたいです。やはり少し神秘的なイメージなのでしょうね。

紫色を取り入れるとどこか現実離れした独特の「ムード」が出るのはそのせいでしょうか。明るく輝くような空間や、暖かみのあるアットホームな部屋とはちょっと違う雰囲気を演出したい人に良さそう。最近はあえて明るさを抑えたムーディーな空間にするというのも北米で流行っているようですし。

個人的には、紫と黄色の組み合わせが好き。上の画像でもソファが黄色ですね。
補色同士だし(色相環で反対の位置にあり、お互いを引き立てる色のこと)、ミステリアスな紫に黄色が温かみを加えてくれるというか。そう考えると紫には暖色を加えるのがポイントかもしれない。
ハロウィンのオレンジも温かみのある色だから、このカラーコンボを思い付いた昔の人はセンスいいな(今気づいたけど、上の画像でも奥の部屋にオレンジがちょっと入っている)。
原色でこの二色をぶつけるとあまりにも「ハロウィン」だから、トーンを落として使うのがいいかも。

あと紫はごく薄いパステルトーンだと意外にも爽やかな印象なので、そうやって取り入れるのもありかもしれない。将来の子供部屋の壁色候補に加えようかな。

引用元:apartment therapy
このぐらいの薄さなら取り入れやすい。

取っつきにくいと思っていた色でも、インテリアの画像を見ているだけで色々な発見がありました。ここに貼っていいのかよくわからないものが多く(特にレトロなインテリア画像)、必要最小限しか参考例として貼れませんでしたが…。

久しぶりにちゃんとカラフルなインテリアについての記事でした。

それではこのへんで。

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