不登校息子の母になる覚悟
朝夕、冷え込みが厳しくなり、こたつの温もりから逃れられない季節になりました。
少しずつ冬の足音が聞こえてきそうです。冬は少し苦手で、春と秋がローテーションしてくれたらなぁなんて思ってしまいます。
女子はこわい
「女子はこわいわ」
今年6月、末っ子が発した言葉です。
私は何気なく
「いやぁ、男子も怖いよ?」
(長男も次男も、男の子たちからのいじめに苦しんできたため)
聞けば、5月からクラスメイトの女子が、同じく女子3人にいじめを受け、末っ子が相談に乗っているという。末っ子らしいなと感じました。
中学時代、末っ子は同級生のいじめをかばい、自分に火の粉が降って来た過去があります。体の不自由な友人をバカにするクラスメイトに食ってかかったそうで、そこにすこしの驚きがありました。
"正義感の塊”でも、勇気を出すまでに時間がかかるタイプだと思っていたのです。良い意味でそこを覆した末っ子。
ただ、その勇気は、末っ子の心を傷つけ続けることになりました。
笑ながら手渡されたもの
5月頃、いじめにあっているクラスメイトの相談を受けるようになったそうです。
彼女とは1年生の頃から同じクラスで、末っ子の性格を知ってくれていたからこそ、相談をと思ってくれたのでしょうか。
末っ子の学校には、生徒全員に配布されるA5サイズの生徒手帳があります。
進級したばかりの5月上旬、生徒手帳が無くなったことに気づいた彼は、ロッカーや自宅など、何度も何度も探していました。手帳の使い方として、定期テストの結果とふりかえりを記入し、担任の先生に提出することに使用するのだそうです。
しかし、どこをどう探しても見つからず・・・。
そんなある日
「B(クラスメイトの女子生徒)が落書きしちゃったから。ごめんね」
笑ながら手渡されたのは、末っ子が必死に探していた生徒手帳でした。
なぜ、そんなことになるのか・・・。
末っ子はもちろん、話を聞かされた私も理解できずにいました。