たかが手相、されど手相
先天的と後天的
右と左で線が違う。言われてみれば当たり前なのだろう。全く同じでも気持ち悪い。どんな線があるか、線の太さや形、線と線がくっついているか離れているかで、占ってるらしい。
ついつい占ってもらっているそばでも、左右の手のひらをキョロキョロと見渡してしまう。
「左手は産まれ持ったもの、右手は経験値を貯めて得たものから今後2~3年先のことです。」「この線とこの線が離れている人は、活動的なんですよ。でも反対はくっついているので、自制がきくようになったようです。」
「へぇ~そうなんですか。」
元来は活動的な人間らしい。
(そう言えば小学生の時、近所の子を連れ回してたな)
頭のなかで占い結果の根拠を見つけている、そんな自分を面白がる。
「ご相談してもらった内容ですが、仕事に誘われてるんですよね?あなたに裁量権があれば大丈夫だと思います。」
(裁量権かぁ…)
確かに、受け身の仕事より、自発的な仕事の方がいいに決まっている。
やりたいことやるべきこと、それとも…
経済的な自由がほしい。
今世の中で流行っているようなFIREほど高尚なものは求めないが、好きなものを好きなときに、家族に不自由させない程度の自由はほしい。
そのために「稼ぐ力」を遺憾なく発揮させるにはどうしたらいいか。
考えている最中に、「誘われた仕事」
とても魅力的に感じたのは本当だ。
現職で感じていた違和感を解消できる内容。
しかし、経済的な自由と離れてしまう。
現職は不満が無いわけではないが、「裁量」を上司から任されている。やりがいは感じている。だけど、望んで始めた事業のはずなのに、
(なにかが違う。)違和感がずっとある。
もっと顧客の笑顔が見れると思ったのに…
経済的な自由も今一つ。
経済的な自由を求め割りきれば、担保できる道もあるだろう。
しかし、「裁量」を失うかも知れない。
…私に負える分のリスクはどれだろう…
何者かになるための準備
「…あなたは自分が納得しないとダメな人だから。情報収集して、それで決めたんなら、ついていくわよ」
ハッとした。
出会ってから16年以上一緒にいる妻がいる。
出会ってからいろいろなことがあった。酸いも甘いも、良いところも悪いところも知っている。
そんな妻の言葉が刺さる。
今は便利な時代だ。YouTube、LINE、Twitter、Instagramなどで、ポチればいろいろな情報が仕入れられる。
片寄ってしまうことは注意しながら、話を聞いてみよう。情報収集だ。メリットとデメリット。そもそもの私の特性は何か見つめてみよう。
焦りは禁物だ。
それで得た答えなら、自信を持って前に踏み出せる。
道選びは悩ましい。でもそれだからこそ面白いはず。
さぁ、楽しくなってきた。
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