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【第5回目】今の日本を取り巻くお金の環境④


まずは今の日本を取り巻くお金の環境からお伝えします。結論からお伝えしますと、日本を取り巻くお金の環境は非常に厳しいものだと思います。

では、なぜ厳しいのかといいますと以下の5点です。

  1. 低金利

  2. 物価高騰(=インフレ)

  3. 低賃金

  4. 少子高齢化

  5. 老後に対する不安

今回は「4.少子高齢化」についてご説明します。「そんなの知ってるよ」という方も多くいらっしゃると思いますが、最後まで読んでいただければ嬉しいです。


今までご説明した「低金利」「物価高騰(=インフレ)」「低賃金」より、より深刻なものだと考えています。

今の日本はみなさんご存知の通り、少子高齢化の国です。少子高齢化とは人口のうち若年層の割合が減少する「少子化」と、高齢者の割合が相対的に増加する「高齢化」が同時に進行している状態を指します。これは日本が直面する深刻な社会問題と言われております。

では、この少子高齢化の何が問題かといいますと、働いている方の税金や社会保険料など、負担するものが多くなるのではないかと考えております。

1つ例を出してご説明します。みなさまは異次元の少子化対策という言葉は聞いたことあるでしょうか?
どんなものかといいますと、出産費用の保険適用であったり、子供がいる家庭にもらえる児童手当の支給年齢を引き伸ばしたり、男性が育児休業を取りやすい取組があったりなど、これから子供を出産する方はもちろん、私みたくすでに子供がいる家庭にも嬉しい内容となっております。では、それの何が問題かといいますと財源です。当然こういった政策はタダではできません、お金がかかります。確か年間3兆円ほどお金がかかります。この3兆円をどこから捻出するかといいますと、一部ですが社会保険料を増やすことにより捻出しようとしています
社会保険料とは何かといいますと、さまざまなリスクに備えた保険制度です。わかりやすいところでいいますと健康保険。みなさまも怪我や病気になったら病院へ行きますよね?その際に支払う金額は3割でいいはずです。残りの7割はみなさまから集めた保険でまかなっております。何かあったときに保険料としてお金を使うということです。健康保険以外にも年金や介護などいくつかのものが一つになって社会保険料と呼ばれております。その社会保険料が増えるということはみなさまの手取りが減るということです。
会社から給料が支給されると以下のような流れになっています。
●給料 − 負担するもの = 手取り
例えば、働いて会社から20万円支給されたとします。その20万円はもちろんすべてみなさまのお財布に入るわけではありません。ここから所得税・住民税などの税金や先程の社会保険料が給料から天引きされます。今回は4万円と仮定します。残ったお金(20万円−4万円=16万円)がみなさまのお財布に入るいわゆる手取りと呼ばれるものです。 
しかし、今回異次元の少子化対策で社会保険料を上げたとします。負担するものがわかりやすく1万円あがって5万円になったとします。
そうすると、
●20万円 − 5万円 = 15万円
会社から支給される給料、働いている内容、働いている時間は同じなのにもらえる金額が減ってしまいます。これが社会保険料があがる仕組みです。
税金ではないと言われていますが、実質税金と一緒と言われてもおかしくないと思います。

異次元の少子化対策に話を戻しますが、異次元の少子化対策でお金がもらえても、その財源確保で社会保険料があがり、手取りが減ってしまったら本当にお得な話なのかと疑問が残ります。 
この内容含めて、今の自民党は増税というイメージを持たれている方は多くいらっしゃるかもしれません。

実際、どれくらい税金や社会保険料を負担しているかといいますと、国民負担率というデータからわかります。国民負担率とは所得に対してどれくらい税金や社会保険料を負担しているかの割合です。
最新のデータだと約45%ほどです。働いている半分は税金や社会保険料として負担していることになります。

日本はこれから少子高齢化がどんどん進むと言われているため、さらに税金や社会保険料があかるのではないかと言われております。
だから問題だよねと言われております。

今回の内容は以上とさせていただきます。
次回は「5.老後に対する不安」についてお伝えできればと思います。

普段このように記事を書くことはほとんどありませんので、分かりづらい点・誤字脱字もあるかと思います。また、こうした方がわかりやすい・読みやすい等があればコメントで教えていただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。みなさまからのコメント、スキ、フォローが本当に励みになっております。ありがとうございました。

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