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歯科医ジプシーはこうしてうまれる

歯医者さんを転々と変えた、という経験をしている人は決して少なくないと予想します。

歯科医院というものは、こんなにちまたにあふれているというのに、ベーシックがない。

おそらく個人事業主で、オーナーの思うがままに経営されていると推察します。

生涯で通った歯科医は9件にのぼりますが、そのうちの4件は自らの意志で通院を拒否しました。

現在通っているところを除き、ほかは転居が理由ですから、相性が合わない歯科医はこんなに多いのです。

電話、ハガキ、メールでひんぱんに受診するようご案内がありますが、そのうちにと答えてスパッと切りました。

ずっとかかりつけ医を変えることに背徳感がありました。

親身になって治療してくれるのに、拒否するなんて出来の悪い生徒になったようで。

ですが、今の歯医者さんに通うようになって、嫌なら変えていい、と思えています。

今のところが最高〜と思っているわけではありませんよ。

歯医者の扉を出るたびに、毎回20歳も歳をとったような気がするのは、同じです。

初診料やレントゲンや歯周ポケット検査などなど、同じことを繰り返し繰り返し。
費用もその度にかかりますし。

しかし、ただでさえストレスが多い歯科医通い。

せめて最小公倍数のところを選ばないと、実際に年取ってどんどん歯を失いそうです。

歯科医院関係者の方、通院を拒否している方、よかったらご覧ください。

私が、通院をやめた理由。

  1. 虫歯が9本もありますよ!
    大変ですよ!と恐怖感をあおって治療された。口を開けっぱなしで、顎関節症が進行した。(別の歯科医に行ったら、ぜんぶ治療済みと言われた。)

  2. 待合室に虫歯や歯周病の写真がこれでもかと貼ってある。(傷口や血を見るのが苦手なので、恐ろしくて顔を上げることができない。もう入るのもイヤ。)

  3. 治療した歯が、しばらくしたら痛み出して、大量出血した。治療の技術に疑問を感じた。

  4. 腕のいい歯科医を紹介してもらったが、扱いが雑。ぐいっと口を乱暴に広げられたため、口角が切れた。次の診察で、申告すると医者は不愉快な顔をしてどこかへ行った。

  5. 抜歯の治療中、医者とスタッフが世間話をしている。恐怖に震えている患者の頭の上で、あの人は変だよね〜などとおよそ緊張感のない話を。

  6. 挨拶もしない名乗りもしないで、倒しますよーで治療が始まり、視界にはいる靴下だけで個人を判別していた。

  7. 治療よりも別室に案内されて、歯科矯正の話がめちゃくちゃ長い。

今通っている歯科医院は、以上のことがない、なんとか耐えられるところです。

わたしの歯医者さん運は悪いんでしょうか?

もともと歯医者が苦手で、どうしても足が遠のいてしまい、歯周病をかなり悪化させてしまいました。

8020運動を聞いて久しいですが、50代にして私の歯は25本しかありません。

歯科医からもとにかく検診とメンテナンスをまめにするように言われていて、毎回げっそりしながらもなんとか通っています。

本当にギリギリです。


とにかくつらいこと。
針のようなものを歯茎に差し込まれてチクチクするのも去ることながら、2〜9までの数値を淡々と唱えられ、10を超えたら抜歯することを知っているので、その恐怖感と言ったらありません。

歯垢をチェックするために染色剤を塗られ、鏡を持たされて色づいたところを指摘されるのも、本当に苦痛です。

どんなに気をつけても、イタチごっこのように違うところを磨き残してしまいます。

ダメなところに集中すると、良かったところがおろそかになります。

みがきのこしが目に見えてわかる歯磨き粉を販売して欲しい。(大人用を)

見えるなら落ちるまでみがきますものを。

余談なんですが、今の歯医者さん、診察時間に2分遅刻したら電話がかかってきます。

おそるべき几帳面。

やっぱり私、歯医者運、悪いですよね?

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