【観劇】『舞台ゲゲゲの鬼太郎』大千秋楽
舞台「ゲゲゲの鬼太郎」 | 梅田芸術劇場 (umegei.com)
配信ですが、観ることができました。
東京公演を2回観ていますが、そのときより明らかに物語が深まっていました。
舞台はホント生ものですね。
初日と千秋楽ではかなり違います。脚本が同じなのに不思議です。
だから観るのを止められない。
お話しの注目点は鬼太郎と天邪鬼リンの過去
それが組み込まれるがゆえに話しが長くなってしまうのが難点ですが、でもここがないと意味がないし…とても大事なエピソードなんです。
大河ドラマで主人公の子役パートいらいな論争が起きますが、人間性を描くうえで幼少期が大事なように、二人がどんな人間に育てられたのかは必要なことでした。
とはいえ、主人公鬼太郎パートはまだしも、リンのパートはもう少し短くまとめても良かったかも。
かいちゃん(七海ひろき)ファンのわたしはかいちゃん目当ての観劇ですから、出番が多いことにこしたことはないのですが…バランスを考えると…
子供のころアニメで鬼太郎を見ていましたが、そのときは水木しげるさんが鬼太郎に込めた思いなどわかるはずもなく、今回舞台を観たことでどれほど深い思いがあったのか、いろんなことを鬼太郎に託したのだなと知ることが出来ました。
ダイバーシティとかかっこいいことを言っているけど、じっさいは差別や分断やジェンダーや世代ごとの決めつけがなくならない世界、却って酷くなっているかもしれない生きにくい時代かもしれません。
今すぐは無理でも少しは生きやすい世界になっていると良いですね。
鬼太郎が水木の家を出る場面、泣きました。
荒牧慶彦さんも泣いていましたね。
リンとワタルおじいちゃんが最後に会う場面、おじいちゃんが後悔を吐露する件は、リンも本当はいっしょに暮らしたかっただろうなと思うのです。でもそれは無理なことだってとうに諦めていたのだろうね。
タケルとワタルおじいちゃんを演じた立花裕大さん、東京公演の感想でも書いたけど、おじいちゃん役がうまくて(〃艸〃)
ますます磨きがかかって、猫背具合、腰の曲がり具合がすっかりおじいちゃんでした。
刀ミュでしか知らないから、そのギャップが堪らないですね。
東京は一部中止になりましたが、大阪は全公演無事に幕が開いて良かったですね。
どんな理由であれ中止は演者さんも、お客様も辛いですから。
あんな思いをするのは1人でも少ない方がいいです。
演者の皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした。
心に残る舞台でした。
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