キットカットとPR

キットカットといえば、どこでも食べられる赤いチョコ。
一瞬で湧き上がるイメージ。パッケージの色も思い出されます。
それがブランディングです。

PRは、ブランディングに必須のツールです。

キットカットの例で説明します。

2001年、販売元であるネスレは、「受験生応援キャンペーン」を仕掛けます。きっと勝つ!、駄洒落ですね。

キャンペーン成功の為、仕掛けました。
受験生が立ち寄る場所のごみ箱に、KitKatの空箱を捨てたのです。
そして、噂を流しました。
「受験生にKitKatが流行っている」

ヤラセです。

ヤラセではありますが、ブランディングの急所を突いている。

① 商品が使われるシチュエーションを具体化
  予備校、教室、受験会場、神社です。

② 誰が使うか、主語がある
  受験生が主語です。

③ ①と②をセットで広める
  ヤラセは駄目です。

しかし、受験生応援イベントを神社で開催するなど、広める方法はたくさん   あります。 

なぜ、場所と主語が大事なのでしょうか?
商品名だけでは、記憶に残らないから。

五感を駆使すると、長期記憶に残りやすい。

これを仕掛けるのがPRです。

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