名栗川へ
埼玉県の飯能市。
最近ちょっとあまり良くないことで注目されてしまったが、本来は西武が満を持して開発に取り組んだ田園都市。
都市圏へのまあまあのアクセス、自然はいっぱいという地勢で、ネットが普及したこのご時世には、私はそんなに悪くない場所だと思っている。
そんな飯能の奥には、一方に秩父があり、一方に景勝・名栗川がある。
実際は入間川だが、埼玉県の人はその上流を名栗村にちなんで名栗川と呼び、川遊びの名所としている。
今日、我々は、名栗川の脇にあるNaguri Baseのバーベキューグリルを堪能しに出かけた。様々な用意が面倒なので、全て揃えてもらった。
寒いが、いい天気である。
関越は下りが当然のごとく混んでいて「ご苦労!」と思ったが事故渋滞のようだった。高坂SAの手前の坂で自覚なく減速しすぎて、ブレーキ踏みが相次いで、ぼーっとしていると追突してしまう魔の場所なんですよ。
我々は日高狭山という埼玉県西部の地味なICで降りるので、渋滞の影響は何もない。相模湖や八王子、海老名といったところまで行くのであれば、混雑しているが。
名栗は、飯能の奥座敷、秩父に向かう道よりも南の県道を進む。やや狭いところもあるが、山に行く道としては二車線で走りやすい。
日陰にはまだ、うっすらと白く雪のあとが残っていた。
飯能市街から15分ほど。橋のたもとにNaguri Baseが見えた。駐車場は狭い。5台が限界だろう。広くはない。屋上にグランピングコテージが一つ。1日1組限定で、宿泊可能だそうだ。
テントスペースの奥にサウナスペースを作る予定らしい。テントの中は広い。シャワーもある。
ここで食べたわけではないが、泊まると、ここでグリルでもなんでもできるらしい。
我々は2階のテラススペースに通された。店としては26日から閉店しているらしいが、予約制で2組、グリルを用意してくれる。
自分で焼く。パプリカ、椎茸、ソーセージを焼く。さすが、これぐらいの大きさだと、いいね。
椎茸屋の孫のくせに、椎茸の焼き加減が実はあまりわからない。塩が溶けて、全体的にしっとりしたら、食べている。旨い。
パプリカは、焼き色がついて全体的に薄皮がめくれてきたら食べる。肉厚のパプリカは甘い。トマトみたいだ。
ソーセージは、切って一本ずつ焼こうとすると、汁が噴き出るので、焼いてから切るのがいい。
正直すくねーなと思ったけど、普通の大人は、こんなものでいいのか。
スペアリブ。全部食えるなと思ったけど、意外に4人で分けて食いでがあった。
向かって左は強火コーナー。イチボ200gをここで焼く。これも旨い。
サーモンは全体的に燻す感じ。
敷いている木は、この辺りの名産西川杉。
モーリョかヴィネグレッチ風のソースをかける。これが最も美味しい。俺も歳をとったのかな。
デザートはマシュマロとベリーとカステラを重ねて。写真はなし。この頃は、ちょっと寒くて、若干痺れてきてた。
飲み物。飲み放題は、緑茶、ジンジャーエール、紅茶、コーラ、オレンジジュースの缶をくれる形式。酒が欲しいけど、運転故に無理。飲み放題はなくてもよかったかな。今度は、食材をもう少し持ち込もう(持ち込みすると別途料金)。
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名栗村は、幕末の武州世直し一揆で有名な村。最近、名栗村史が完成したという話で、さすがにそこまでは買えないと思いつつも、どこかで目にしたい。
飯能〜名栗は、歴史的な遺構も多く、歴史散歩が楽しめる。大きな出来事ではないので、興味を持たないとなんのこっちゃという感じだが、アニメで舞台にもなれば、風景もいいし、ちょっとした近郊旅行になると思うな。