長野県大町市、ノーザンアルプスヴィンヤード、キフシャルドネ2020
甘いワインが飲みたい。
真夜中に、そんなふうに思って、ネット内を巡回する中で、興味を惹かれて購入した商品。
長野県大町市にあるノーザンアルプスヴィンヤードさんのキフシャルドネ2020。
書いてある通り、そもそもはシャルドネを植えてた区画に貴腐菌が広がったことで偶然に成った奇跡の一本。期待が高まる。
しかし、このワイナリーは初購入ではない。
私が松本市に住んでいた時、ノーザンアルプスヴィンヤードさんのファーストリリースを飲んでいる。
まだ、この時分はヴィラデストにて委託醸造をされていた頃。クリーンで酸味が際立ち、良さそうだなと思っていた。
「長野県大町市でワイナリー開設を目指しているノーザンアルプスヴィンヤードさんのメルロー2012を開栓しました。ファーストヴィンテージです。昨年の6月頃購入し、一年寝かせて開栓しました。最初の香りはスモーキー、グラスを回すとプルーンなどの果実の香り、味わいはコクがあって濃厚、余韻にはオレンジのような柑橘系のニュアンスもありました。粘度は軽め?と思いましたが、味わいは熟成感があって、もう一年置いておけば、酸味ももっと丸くなったかなとも思いました。醸造委託はヴィラデストワイナリーさんで、ポテンシャルを引き出す造りをしていると思いました。スパイシーな味付けの鶏料理と合わせたいです。」(2015.6.6)
シャルドネ、アンウッディッド2015。
「シャルドネ月間、3本目。長野県大町市のノーザンアルプスヴィンヤードさんのシャルドネアンウッド2015です。自社醸造ファーストヴィンテージですが、美味い。香りは和柑橘、味わいもグレープフルーツや蜜柑のような甘みさえ感じられるもので、余韻にかすかなクリーミーな苦味もアクセントに。ふくよかで、雑味のない味わいです。」(2017.7.11)
そして、ラボのナイアガラ。
「長野県大町市、ノーザンアルプスヴィンヤードさんのナイアガラLab.です。軽めの発泡、マスカットのような甘い香り。雑味はなく綺麗な作り。味わい、ほとんど甘みはなく、キレよくモヒートのようなクールな後味。やや多めに口に含んだ方が、味わい豊かだと思います。美味しいです。」(2017.12.27)
ラボ・ピノグリ2017を開栓した。
「我慢しきれず味わいを知りたくて開けました。長野県大町市のノーザンアルプスヴィンヤード ラボ ピノグリ2017です。色合いはややグリーンがかった黄色。明快な柑橘系の香り。グレープフルーツのような刺激的な酸。青みかんの皮のような渋味。若さあふれるピノグリです。が、自分としては、敢えて若い時期に飲むピノグリを楽しみたい。多分もう少しおけば酸が落ち着きそうな気がしますが、今日のような暑い日に、酢の物と一緒に飲んでみたい。そんな気にさせてくれました。」(2018.5.15)
ピノノワールもどこかで開栓したはずだが、写真がない。
と思ったら、開けたのはラボ・ユーロだった。
「ノーザンアルプスヴィンヤードさんのラボユーロ2016を開けました。開栓直後はセメダインの香りもあるのですが、すぐにとんで、カシス、熟したチェリー、プルーンといったニュアンスが香り、味わい共に感じます。ユーロ系品種のブレンドということですが、ピノノワールっぽさが優勢な感じがしました。」(2018.2.14)
たぶん、ピノ2016は飲まずにまだ寝かせてある。
私が2018年ごろから体調を崩してしまっていたために、日本ワインのウォッチもしばらく控えており、そのために久々の購入となったのが、今回のキフシャルドネ2020だ。
「ノーザンアルプスヴィンヤード キフ シャルドネ 2020です。
若干のシェリー、あんず、甘草の香り。酸もあり、黒糖や梅酒のような爽やかでしっかりとした甘味。ミネラル感も。
コルクはディアム1なんですね。
甘いの好き!」(2022.10.18深夜)
というわけで、奇跡の一本なので、もうリリースはないと思いますが、もしまた出逢えたら買おう。
最後に、池田町の七色カエデをアップして、また明日。