ブックオフでオースターを探していたら、いつしか福武文庫を探していた件
オースターの文庫もさ、別になければないでいいし、全部読もうとかなんとか考えているわけじゃないんだけれど、せっかくあるんだったら並べたいよね、ってことで、金にものを言わせることもなく、足で稼ぐことにしたのです。
埼玉県内のブックオフを、とりあえず行ける範囲で行ってみようというわけ。無駄足な気もするけど、あとは『スモーク&ブルーインザフェイス』と『空腹の技法』だけでしょ。ワンチャン、誰かが無造作に放出したものが、どこかにポロッとあるかもしれないじゃん?
ということで、まずは17号を北上して、上尾のPAPA上尾内のスーパーバザール。最近は、中規模点を整理して、こういう大規模店に本を集中させている風だ。ブックカートに「桶川」とか書いてあって、桶川で売れなかったやつをこっちに回しているのかな、と思わせる記号。
ここ、デカくて、よかったですね。けれど、オースターの文庫は、少ない。
『ガラスの街』2冊?
でも、この店舗、福武文庫が結構あったんだよ。それに驚いた。まあ半分は吉本ばななの本だけど。でも、全部110円だよ。
ここから、オースターがなかったら、福武文庫を探そう、となった。できるだけ110〜220コーナーで。
次は、桶川。
桶川は、かつてなんの店舗だったんですかね、たぶん居抜きだったんでしょうが、ちょっと変わった建築物が特徴的です。2階建て。でも、本以外については、あんまり回らないので、その特徴はよくわからない。
ここ、海外文学コーナー、ないんですよ。まあ、旧店舗っぽいので、仕方ないか。売れないだろうし。福武もなし。
ここから、少し走らないといけなくなった。次は、吹上。吹上?
そんな近くない!北本にもう一店舗あったような気がしたけど、これはハードオフだった。
結構遠かったけど、ついたぜ。駐車場は広い。
はるばるきたのに置いてなかった。なにも。当然、福武もなし。吹上・・・。
一日目は、これで終わり。
二日目、がんばるぞー。
大宮中川店。昔は、よく行った。中規模の旧店舗だけど、結構回転よく、意外とあるんですよ。
と思ったら・・・『ムーン・パレス』一冊。おいおい、常連の俺をなめてんのか?ただ、チマチマと百円均一で買っちゃったよ。
次は南下して、さいたま円正寺店。ここ、初めてだな。品揃えはいいけど、オースターはなし。ただ、割と内容的には満足。別のテーマのときには来よう。
最後に、草加せーモンプラザ店。ここ、お祝いあるので、新しい店舗です。わりと店員に気合が入っている。店員の気合で、店のやる気がわかるよね。ただ、グーグル・マップの評価はいまいち。それは、まあ、有名店の宿命なのかもしれないけど、俺的に居心地はよい。本もいろいろあり、福武はなかったけど、110〜220円コーナーのくせに、意外に品揃えあり。『平成くん、さようなら』はここで買った。
オースターも、品揃えよし。ただ、俺が欲しているものはない。あんまり見ない『リヴァイアサン』があるね。まあ、当たり前か。『ホテル・ニューハンプシャー』でも買えばよかったかな。実家にあるような気もするけど。『食卓のない家』や『センセイの鞄』も110円。
次に、北浦和店。むかし、よくTSUTAYAに来たな。ここで、名馬列伝というビデオを順番に借りてたな。浪人時代の話。
意外に、オースター、ある。ナショナル・ストーリー・プロジェクトⅠ・Ⅱがあるのはすごい。けれど、もう持ってる。福武はない。デュラスの『青い目、黒い髪』なんか買っちゃったな。
はい、2日目はこれで終わる。
3日目。大宮ラクーン店。
一応、オースターを探してみるも、『ムーン・パレス』のみ。すべての店舗で、単行本もさがしているわけですよ。『インビジブル』とか『サンセット・パーク』とか。『インビジブル』は大宮の高島屋にあったから、新刊で買っちゃおうかな。大人の特権。なんてね。まあ、そこまでの熱意もないっちゃないんだけどね。
ラクーンは、福武が2冊。
『孫悟空の誕生』は嬉しかったな。オー・ヘンリーを探していたから、逆に嬉しい悲鳴。『オー・ヘンリー』も松柏社の新しい選集をゲット。
で、一応、新刊書店も回っておこうと、北与野の書楽に。昔は(1999〜2000くらい)人文系の書籍が、3階に充実していたな。もう、店舗スペース1階だけに縮小しちゃって、人文系の書籍なんて、見る影もないけど、切ないな。
書楽は、青春だった。焼き肉の安楽亭の親会社の経営だけどね。
世の中を平和にするのは、あたまのいい科学者と統計学者にまかせて、俺みたいな文系バカは禅で魂のことでも考えてますよ。無害でいいだろ?
バイビー。