北海道、山崎ワイナリー、シャルドネ樽発酵、2017
久々にお酒が飲めるチャンスが来た。ある程度、大きな仕事は終わって、あとは年内は残務整理と来年度のことを考える時間にあてられる。そのため、多少飲んで、翌朝キレが悪くてもなんとかなるだろうと思って開栓。
いや、私は元来アルコールに弱く、そのためにたくさん飲めないのと、飲むと翌日頭が回らないという体質で、同僚にはそうならない人もいるので、お酒との相性は個々人で差があるはず。私は、だから、頭の回転の速度をあげたい日の前日は飲まないようにしている、というだけのことだ。
北海道は三笠市、山崎ワイナリー。日本ワインの中では長くやっているところで、道産ワイナリーの品質向上を引っぱっていったパイオニアでもある。なかなか手に入らないとされる道産ワインの中では、首都圏でも手に入るものである。
山崎ワイナリーは、もともとケルナーがおいしいと思って、ケルナーをずっと買っていた。そのうちバッカスやツヴァイゲルトレーベも買うようになった。
ただ、ケルナーは、一度マツコの番組で樹林さん(あ、キバヤシっていっちゃいけないのか、神の雫の原作者ね、昔MMRみたいな滅亡ビジネスマンガで少年たちの心を惑わして人気になった原作者、五島勉みたいなものだな、もちろん嫌いではなく結構読んでいる)が紹介していて、人気になってしまった。その後、リリースはやめるみたいな話をどこからか聞いたまま、確かにここ数年リリースの情報はない。
なので最近はもっぱらピノグリが主で、シャルドネは酸が強めということで、少々避けていた。けれども、少し寝かせて、樽香とのバランスがとれるタイミングがくれば、きっといいんじゃないかと思って、寝かせていた一本。
思ったよりもフローラルな香り。華やかなアロマがある。ジャスミン、キンモクセイ、カモミールのような。最近、香りを嗅いでなかったから敏感になっていたこともあるのかもしれない。驚いた。
味わいの中ではっきりあるのは酸味で、角がとれてまるくなった和柑橘のようだった。レモンやグレープフルーツ、オレンジといった感じではなく、伊予柑くらいまで落ち着いている。樽香は、それほど感じられず、酸味の角を丸くして、相殺された感じもある。北海道らしいと思う。最後に少しミネラルを感じ、余韻がのびやかに通っていく。
美味い。
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シャブリのウィリアム・フェーブル、レ・プリューズ2015と迷ったが、食事が若干貧弱だったこともあって、見送る。年末に、どこかで開けたい。
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