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「米国金利ターミナルレイト5.5-5.75%の可能性にFRB関係者が言及」/物価目標3%にも言及

FRB関係者、米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁が、「連邦準備理事会(FRB)が政策金利を5.5─5.75%に引き上げる必要性について「確かに想像できる」」と述べたということです。

また、来年の今頃までに利下げしている可能性は小さいことにも言及している。

これは、最近の雇用情勢の逼迫、インフレのぶり返しを示す統計結果を踏まえて、市場関係者のみならずFRBにもタカ派勢力が勢いを得ていることのしるしかと思います。
それは、これまで本コラムで記事にしてきた通りです。
例えば以下。


物価目標3%について

私は、ここでもう一つ注目しておきたいのは、バーキン総裁が物価目標について触れていることです。
これまで少なくとも私は2%の物価目標のほかに触れた記事を見て来ておりません。それが、もちろん否定する形ではあるのですが、物価目標3%ということに触れている点です。
もちろん、現時点で3%にする根拠は見当たらない、としていますが、わざわざFRB関係者がそのことに触れるということはそういう議論はされてきている、される可能性が有る、という類いのことを意味する可能性が有ります。
そして、今のこのインフレの先行き続くことを考えると以前にも本コラムで書いたことがありますが、物価目標の上振れ改訂が十分あることとと言わなければなりません。むしろそうすることで金融情勢が安定する可能性すらあると思います。

物価目標に対する発言に注意すべし

今後この物価目標に対する国際金融スジ、FRB関係者の発言には十分注意しておく必要があるでしょう。

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