「交錯する、国際金融筋からの風」/ジムロジャーズがここのところ露出気味
ここのところ、日本経済への国際金融筋からの風が交錯している。近々で目立つのに、ジムロジャーズの発言がある。例えば、
いわく、1ドル360円にも進行する、次の暴落では日本は最もひどい影響を受ける等々、個人の立場での発言には違いないが、ヘッジファンドの経営側に立つ人物であり、基本的にはつながっている国際金融筋の中間とのやり取りが盛り込まれていると見るべきである。
もちろん、ジムロジャーズ氏とは逆の国際金融筋の風も流れてきている。それは7/23付けの本ブログでも掲載した。
これまで長きにもあった、こういう状況の中で、日本がしてやられてきたのは、日本人自身にも責任がある。典型的には、国益より私を優先する日本人金融マンや官僚、果ては政治家たちである。さすがに失われた30年を経て、国益優先派がかなり優勢になってきているとみられるがまだまだ脆弱であるという面はある。心してかからねばならない。
本当の意味で、日本はこの10年が正念場である。その意味で安倍晋三をテロで失ったことは日本にとって非常な痛手であり、それを補い国益を軸に政策や金融の実態を動かしていくキーマンたちへの期待や切である。ただ、そういう人たちが少しづつ育ってきていることが感じられるのは頼もしいことではある。
そして大事なことは国民一般の意識でもあろうと思う。ここ10年ほどの国民一般の意識の動きがいい方向で落ち着いてきているのは特に若い世代によるところが大きい。60代、70代の特に団塊の世代には私は本当に期待していない。もちろん有意の人がいないわけではないが全体としてみれば、いつまでも若き日の学生運動気分そのままで歴史や世界情勢を大きな流れを詳細な具体的インシデントベースに勉強するということを全くやってきていない人たちだからだ。その点で近年若い世代が新しい視点も持ちつつ、国益を軸にすることがいかに重要かを腹に理解しながらことを進めていこうとする気概が感じられるのは非常に心強い。
安倍晋三亡き後、私ももちろん若い世代と一緒になって国益主軸に再度世界に政治的にも経済的にも一つの確固とした国となって、再生していく日本を実現していきたいと思うし、情勢はその方向に進んでいると感じている。
非常に影響の大きい、国際金融筋からの風はこれからもいろいろな形で吹き荒れるだろうと思われるが、惑わされずは惑わず、反論すべきは反論し、順風は順風で的確に捉えてやっていく。金融マン、官僚、政治家をしっかり国民が監視しつつ国益主軸の新しい流れをしっかりと作っていかなければならないと思う。
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