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「植田日銀がまた利上げか。円高株安の到来、日本経済にとって良いことない利上げを続ける日銀は国賊。その先に期待するもの=保守リフレ派への政権の転換」
今週の市場は円高株安
米国の株式市場が連日の最高値更新を続ける中、日本市場は冴えず9月末以来下がったり上がったりしながらではあるが今週末は円高株安で引けた。7
一時は156円くらいで推移していた為替が週末は149円台で引けたのは、日銀が円安によるインフレに対して12月の金融政策決定会合で利上げするとの強い予測によるものである。
日銀またも利上げ、日本経済、日本市場にとって悪手。日銀は国賊。これは政治状況を反映したものでもある。
本欄で指摘したように3月、7月と過早の利上げを行い、日本の株式市場を暴落させてきた日銀によるまたもや日本経済を落とし込もうとする利上げが12月にも行われそうである。
この利上げにより、まさに円高、株安が昂進され国民経済を棄損することになる。日銀は国賊である。
この利上げは、財務省言いなり政権の石破政権による後押しが間違いなくあるため、植田日銀としては非常に利上げしやすい情勢にあるから、という要因も見逃せない。
今、日本の政治は、解散により安倍派というリフレ派の勢力が漸減したことにより政府与党が財務省言いなり派(岸田派プラス石破氏)に乗っ取られたた。このために財務省のいいようにあやつられつつある。
もちろん辛うじて民意を受けた国民民主党の玉木代表によりブレーキが掛けられているが、どこまでブレーキになるか、がいま最も重要な局面だ。
日本市場の短期的見通しは暗い
玉木代表に是非とも期待したいが、このような情勢は、以前から本欄で指摘してきた通りであり、日本市場の短期的見通しは暗いと言わざるを得ないと思っている。
年末から年始の日本市場はまさに予断を許さないだろうと思うが、幸いと言うか、米国市場が絶好調であり、その限りにおいてさほど崩れることもないとも予想される。
ただ、もちろん米国の市場についても今後に懐疑的な懸念はあり、あのウォーレン・バフェットがかつてなくキャッシュの割合を増やしており株価が高すぎると言っているようでもある(下記日経記事参照)。世界の金融中枢たる米国の市場が大崩れを起こすリスクもあり、そうなったときには日本市場もより以上の崩れをおこすことは間違いない。最大のリスクとしてそれは押さえておく必要がある。
日本市場の転換点は?歴史視点から、、、
そういった情勢下、この先の日本市場の上向きへの転換点であるが、私の意見はこれまでも記事にしてきた通りである。やはりリフレ派への政権移譲が起きる点であると思っている。
それはインターナショナリズムからナショナリズムへの転換であり、バイデンからトランプへの転換であり、リベラルから保守への転換である。
そういう意味で、日米の近代史に韻を踏むように、米国の転換に対して日本が高い蓋然性で遅れて転換するということが起きるはずと考えるのはかなり妥当性が高い。そうだとすれば来年の前半のどこかで日本の政局が保守リフレ派への転換が起きる。
私は、日本のためにそうなることを大いに期待している。
(上記記事中に記したように、このことは9月末の自民党総裁選直後に予想したとおりである。)
したがって、中長期的な展望として、日本は買いであるとの考えは変えていない。