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#FRB
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「マクロ金融情勢:インフレと高金利金融政策のジレンマから、リセッションリスクと金融政策へ焦点が移動する国際金融スジ」/今はかなり見えにくい先行き、この先が見えてくるのはもう少し時間がかかる。
これまでインフレを高金利金融政策で鎮静化することに金融当局も国際金融スジも関心を集中させてきました。 しかし、これだけの高金利政策を継続してきており、また金融政策は遅効性であることから、インフレ鎮静化のサインに重ねてリセッションのリスクが高まってきます。 このことがこれまでのインフレと高金利政策であった関心の的が、リセッションリスクへの移行を遅らせるようです。 現在の、市場の大きなボラティリティーはこのことに起因しているのではないかと思います。 そのことを感じる、記事が今日(
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「マクロ金融情勢:この先、投資的に難しい局面です。豊島逸夫氏のコラムもそう言っています、こういうときの豊島氏はなかなか良いこと言います」/でもしばらくしたら良くなるだろう、、、日本で気にすべきは政治リスク。
ここのところ、日本株が上がってるように見えますが、、、、 ここのところ、日経平均を見ていると上がっているように見えますが、実際は下がり気味なのではないかと思っています。 たしかに銘柄によっては上がっていることは確かです。しかしバリュー株全般を見ると下がっているように思います。 為替の乱高下がボラティリティーを上げている これは少し前の本コラム中の記事でも言いましたが、為替が米国の金融政策の変わり目で乱高下を繰り返しています。それにつられて日本株はボラティリティーの高い状
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「今月初めのFOMCと日銀金融政策決定会合で、市場トレンドがまた変わった可能性もある、今後のマネートレンドに注意が必要」
日銀金融政策決定会合10/31とFRBのFOMC11/1 先週の日銀金融政策決定会合で長期債の上限金利に融通性を持たせる実質利上げ及び緩和政策の継続が決定され、予想通りでしたが概ね市場に歓迎される形となったと思います。 また、翌日の米国FRBによるFOMC(金融政策決定会合)についても、予想通り利上げ見送りがされ、パウエル議長によるタカ派スタンスは変わらないものの、利上げプロセスの終わりを意識した発言もあり、かねてから逸る国際金融スジは利上げ終了を期待してこれも市場からは歓
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「FRB政策金利、実質マイナスで利上げ終了の異例事態か」(ロイターコラム)/まだなお当局も市場もデフレマインドから脱していない
今日4/7(金)もロイターのコラムが金融の現状を良く表していると思い、引用して記してみたいと思います。 実質マイナス金利で利上げ終了 昨年から急激な利上げを繰り返してきたFRBですが、現在現時点での実質金利はと言うとなんとマイナスなのです。 これは本コラムでもかなり以前にご紹介していますが、どうもこのまま今年2023年が想定通りあと1回の利上げをもって利上げストップということになると実質金利がマイナスのまま利上げ終了するということを上記記事は言っています。 FRBの認識
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「FOMC 0.25%利上げ、パウエル議長もこれしかなかったのだろう。インフレへケアしつつ金融システム安定化をした」/いずれインフレ目標2%を変えるのではないか?
FOMCの結果 本日朝、3/22FOMCの決定が報道されました。日経でもロイターでも様々な識者の意見が開陳されています。 3月の初め時点の利上げ予想は0.50%だったのですが、シリコンバレー銀行破綻に始まる金融不安が意外に大きいことが伝わり、それがそもそも利上げによる債券の下落によるものであることわかりました。 利上げ予測と結果 こうした中で、金融不安がかなり大きなものであれば、利上げも止めることになるし、小さなものであれば0.50%で利上げ継続する線も可能性として有