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ヒメボタルの水彩画

こんばんは!
今年の7月に撮影したヒメボタルを水彩画で描いてみました。
難易度が高い題材ではじめは無理かなって思ってましたが、YouTubeの水彩画の先生方のいろいろな技法を思い出しながらトライしてみました。

蛍の光をマスキング


マスキング液を剥がす前


完成!


無数の蛍の光を一つずつ描くのは大変です。
そこで、使用頻度が少ない「マスキング液」の出番です。
制作手順は次のとおりやってみました。

①まずは蛍の光の色となる「パーマネントイエローレモン(オレンジ色を少し加え)」を蛍が飛翔している範囲にざっと塗ります。
②次に①で塗った色が完全に乾いたら、マスキング液を細筆でヒメボタルの規則的に並ぶ光点に合わせて点付けします。
③マスキング液が乾いたら、紙全体を「水」で濡らします。(全体に均一に)
※注意点は筆圧を強くしすぎないことです。筆圧が強いとマスキング液が剥がれる場合があります。
④背景ははじめに明るいグリーンを水に落とす感覚で色を全体に広げていきます。このとき①で塗った余分なイエローを溶かし混ぜながら塗ります。背景の明るいところを残すように徐々に周囲に濃い色(シャドーグリーン、ブルー系、セピア)で塗り暗い背景とグラデーションを表現します。※コツは水・絵の具が乾かないうちに塗ることです。
⑤絵の具がある程度乾いたところでセピアなどの濃い色で樹々や枝を描きます。
⑥背景の調子が整ったらドライヤーで紙面を完全に乾かします。
⑦画材用の消しゴム(練り消し)でマスキングを擦り取ります。このとき優しく擦ります。
⑧蛍の光に光量が少ない場合はパーマネントイエローレモンやオレンジ色を加えます。光の縁に少しオレンジ色を滲ませると蛍の光に立体感がでます。

以上の手順で描いてみました。
いろいろな描き方があると思いますが、参考にいただけたらと思います!

おわり

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