見出し画像

今を否定したくない

私の意識はほとんど今に向けられている。
だからだろう。私は今を否定したくない。

私の中で今を否定する、という事は主に過去から派生するifを想像するという事だ。正確には否定していない場合もあるが、否定的に捉えてしまう。
ちなみに、今が嫌だと思う事はそれとは違う。それは感想だ。
そうではなく、比べて私が生きている今が良くないなと思うのが嫌なのだ。
過去の方が良かったと思うのもそれだろう。それもとても嫌だ。これに関しては過去に興味が無いのもあり、思った事がないが。

さて、過去から派生するifを想像するというのは、違う過去を想像するという事だ。どんなに現実的でなくとも当てはまる。「例えばもし小さい頃から魔法が使えたならどんな魔法が良い?」のようなものもだ。

過去が違えば今も違う事になる。私はそれが嫌だ。今は私が生きている今にしか生きられない。だから今より良い今を想像したくないのだ。それを知ってしまったら無意識に生きている今を否定的に捉えてしまう。

かといって、今より悪い今を想像するのも嫌だ。それはそれで気分が悪くなる。悪い事は想像したくない。

そして、私が最も忌避する過去から派生するifが後悔だ。まさに今を否定している。
しかし、最もしてしまいそうになる過去から派生するifの想像もまた後悔だ。

なので、私は後悔をしない為にある考え方を身につけた。
それは、「全ては決まっている」という考え方だ。私が思う事もやる事も、起こった事も全て決まっているのだ。変える事は出来ない。
そう考えれば「あの時ああしてしまったのは決まっていたのだからどうしようもなかった」と考えられる。後悔をしないように出来るのだ。

この考え方は解釈次第で未来を諦めてしまう。決まっているなら何をしようともこの状況を変えられない、と。だからそれについても考えた。
未来も決まっているが、分からない。努力や工夫すれば今より良い未来に辿り着けるかも知れない。全ては決まっているという中にあるのは状況だけではなく、努力するかどうかや、考える事なども含まれている。
つまり、未来は分からないのだから諦める事はないという事だ。

まあ、都合の良い時にこの考え方を使えば良い。これは道具だ。

他にも、対処方法はある。
・出来なかったではなく、次からこうしようと考える
・もし良い事があったら良い事もあった!と考えるなどだ。

今の所、上手くいっている。これからも上手くいくと良い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?