徒然物語138 通らば
今の気持ちを麻雀に例えるなら、
後1コ欲しい牌がきたら勝ち。
そんなシーンが浮かぶ。
ただし、相対する3人も既にテンパっている気配。
自分が捨てた牌をまさに相手が待っていて、敗北を喫する可能性も秘めている。
そんな、緊張の瞬間。
指先が冷たくなり、鼓動が早まるのを感じる。
この牌は、通るのか?
今わかる情報でヒントはない。
となれば、できることは1つ。
そう、運に任せるしかない!
頼むっ!通ってくれ!
通るか!?
勢い良く、牌を投げ込む。
通ってくれ!
通らば、リーチ!
緊張感から解放され、高らかに宣言する時の、あの解放感。
に、似ている。
スポッ
通った!
5年前に買った海パン、着られるか心配だったけど、何とか通ったよ!
ああ、緊張した~!!
これで川でも海でも、どこだって行けるぜ!
…えっしばらく雨続き…?
市民屋内プールに行くか…