雉の
先月の展示が終わり、しばらく経ちました。こう時間が経つと見え方も変わってきて、言葉にも出来そうになったのでメモのような感じでここに残しておきます。
はじめ展示名はbonus Stage というもので、どこかにある限られた人に見てもらえるような展示を考えていました。この頃自分自身作品を作るのが嫌で、身の入らないものを幾つも作っており、実際この展示は乗り気ではありませんでした。それもあってか何処かやけで、緩い展示を目指していたように感じます。
そのあと、時期も近づきどうしようかと迷っている時にひとつ詩を書きました。それが展示にも出した「終わるパーティ」です。
この詩はこの展示の伝えたいことで、それ以外は所詮添え物であり、なくてもいいものでした。でもその肝を探し出すことが初めに考えた特別な空間を作ることにもつながり、ある意味絵画の中へと入るようにも感じました。
展示が終わって感じたことはいろいろありますが、愚痴まがいでここで書くのも恥ずかしいものです。展示の構成はかなりマニア向けだったらしく、実際作家や美術関係の人はおもしろかったようですが、一般の人には物足りないようでうまく出来ていないようでもどかしかったです。(たしかにこの作品では未熟で形にもなってはいないのかもしれないけど、それは若さでそれより展示という限られた舞台でたのしめるようにした結果がシンプルな形になっており、それは幾分か無理があるようにかんじます。)ただ自分自身の中でずっとあった不確かな評価がある程度形として見せた時、良いと言ってくれる人がいることはとてもプラスになったと感じ、新たな挑戦へと行くベース?機動力になっていったことはとてもよく、この展示を開催したことは良かったと思います。おもっきり振ったバットが綺麗に三振して、いい気分です。
最近作品にすごく縋ってる人を見て、何がいいんだろうと思ってしまいます。その人の思いにわかる〜って素直にいったり、この行動は最高だ!!素敵だ!!っていってる人を見て、内心何に感動してんだと冷たくなってしまいます。絵の具の乗った布に、木炭の乗った紙に、液晶に映った画面に何を感じるんだと思ってしまいます。それはいいことか悪いことか、今すぐにはわかりませんが、この薄い感情に同意もできないです。
最後関係ない話でしたが、こんなところだと思います。来年も展示があったりなかったりだと思うので、来てください。では。