ogni giorno
最近、長雨がやたらと続いている。低気圧のせいなのか、体の中で液体が浮いたり、沈んだりを繰り返してあまりに調子が悪くって嫌になってきた。こうなってしまうと寝不足になってしまうのは自分の体質なんだろう。ここ数日、寝ることがあまりに億劫で、すぐにねれずじまいである。
今日もまたこうしてねれない。とりあえず動画なんかをみて過ごしてみるが、むしろ眠気は何処へやらといったところで時間が無駄に過ぎていく。そしてこのような生気も忘れたような生活をしていると体、というか本能は自分の中に何かしらの気力を生み出したいらしい。日ずけも変わろうとするとき、無性にムラムラし始める。それを抑えるためにG行為をする。これをしている最中、自分の存在価値をより下げていることに一種の恐怖を覚えているが、クライマックスの一瞬にはそんなのを忘れてしまう。そして心の中にあった快楽がだんだんと引くに連れ、余計に悲しく自傷したくなるのだ。そんな気分を抑えるために、いや、単純に逃げるために安酒をオサレなグラスに入れて飲む。さっきだしたザーメンに似た味がする。人間の死んだ味がする。一口、また一口と飲んで減ってく。窓の外からは雨が本降りになって、大きな音をたてている。こんな日には外でワルツでも踊ると粋で、何のために生きているかをより鮮明に、より抽象的に教えてくれる。でもそれができない今はあまりに堕落しているだけだ。