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いとう はるのすけ
2020年12月4日 08:35
目が覚めたら、あたりは暗い。机のはるか上でひかる蛍光灯はあってないようなもので体は外へ行きたいと言う。素直に立ち、足を運ぶ。扉を開けると足元には琴線が一筋走って、向こうはすごくすごく暗い。きっとこの先には何もなく、私も同じように何もなくなる。意識は薄れ、体は消える。うすらうすらした記憶はその闇にはじけ、やがていろんなことを知る。どこへ行こうとも何をしようとも全ては夢見心地でない口が笑