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先の見えない道

noteを毎日書き始めてから、だいぶ期間が経った。

もう200回以上投稿しているらしい。今まで、TwitterやInstagramをはじめとするSNSはやってはいたけど投稿したことは一度もなかった。

理由はひとつ。「こんなの誰が読むんだろう?」である。それに、これといって書きたいこともない。どうしても伝えたいことがある! という信念みたいなものが僕にはない。良くないこととは分かっているけど、自分が考えていることなんて、どこかの誰かがとっくに考えていて、何なら僕より深い思考を巡らせ、それを発信しているに違いない。だから、今更偉そうな顔をして書いたところで、意味無いだろうと思っていた。今もあまり変わってない。

なのに、noteを毎日書いている。

自分のことなのに不思議だ。

始めた当初は、気合を入れてパソコンを開き、テーマを考え、ああでもないこうでもないと考えながら、1時間以上の時間を費やしながら書いていた。

今では、ソファに横になってスマホを開き、リラックスしながら右手親指だけで書いている。飲み会で遅くなる時は、宴の最中にトイレにこもって書くこともある。もはや執念に近い。上司の説教を聞いているフリをして「何書こうかなあ」と考え、決まればトイレに向かう。

テーマをストックしているわけでもないから、テーマ探しに時間がかかることはあるけど、決まりさえすればあとは指の赴くままに書く。30分もかからない。仕上がりもほとんど確認しない。真面目に推敲すれば、ほとんどの記事がボツになるのは目に見えている。

僕にとって、このnoteは「何を書くか」とか「どう書くか」というものよりも、「何でもいいから、とりあえず毎日書く」という極めてハードルの低いものだ。

何故書くの? ということに関しての答えは持ち合わせていない。尊敬する師から「書いた方が良いよ」と言われたから、というのが一番近いのかもしれない。本当に受動的な理由でしかない。「意味あるのかな?」と思うこともある。でも、尊敬する仲間も毎日書いているし、とりあえず続けてみるか……。みたいなもんだ。

ただ、良いこともある。

このnoteを書き始めて、数ヶ月経ったあたりから文章を書くということに関するハードルが下がってきた。

今まで本当に文章なんて書いてこなかったから、文章を書くことは、僕にとって割と高いハードルがあった。でも、今ではそのハードルがどんどん低くなっている。

内容や技術的に上達したなんて思わないけど、このハードルが下がっただけでも、良かった気がする。

これ、いつまで続くんだろう。

自分自身楽しみでもあるし、己との勝負でもある。

何が勝ちなのかは、分からない……。

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