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【ゲーム感想】鬼ノ哭ク邦

元々RIJ(日本最大級のRTAイベント)を見て気になっていたが、中古であったのでプレイ。15時間ほどでクリアしたので感想を

かんたんなあらすじ

輪廻転生の成就のため、死しても尚幽リ世にとどまる迷イ人を成仏させることを生業とする逝ク人守リであるカガチは、リンネという謎の少女と共に大量殺人鬼の黒夜叉を追うが、次第にこの国と輪廻転生のすべてを知っていく・・・

(といったところでしょうか。あらすじを簡潔にまとめるのって、おもしろいけどめっちゃムズイ)

大まかな感想としては・・・

題材めっちゃいいのに粗削りなとこが目立つ

なーんかスクエニのゲームって大筋はめっちゃいいんだけど細かいところが荒くて結果として人を選ぶゲーム(悪く言えば広く売る気がない)になっちゃってる気がします。このゲームもそうなんですよね。自分の感想としてはなんかストーリーもアクションも中途半端で手放しに「感動した!」「アクション最高!」とはならなかったかな


アクションがもっさりしてる


アクションとしては見下ろしで型で通常、ジャンプ攻撃と最大4つのスキルを使っていくものなのですが、とにかく序盤の攻撃速度がもっさり過ぎて爽快感ゼロなんですよねえ・・・。中盤以降は通常攻撃のすきを無くすパッシブスキルがつけられるのでなかなか快適だったので、「最初からつけんかい!」となりました。

選択肢が・・・ない

鬼ビ人(オニビト)

ストーリーを進めていくと新しい鬼ビ人が手に入ります。鬼ビ人ごとに異なるアクションを楽しめて、戦闘中に状況ごとに切り替えられる・・・というものなのですが・・・

手に入った直後はスキルツリーが何も埋まってない=アクションもっさり=楽しくない=育っている一部のキャラしか使わない、の悪循環

自分は結局最後まで初期キャラとストーリー上の思い入れがあるキャラしか使ってなかったです。

ボリュームに対してこんなにキャラが多いのだから、入手時からある程度スキルポイントが欲しかった。
あと、大体のキャラがストーリーとは何も関係ないとこで手に入ってたからそもそも使おうとすら思わなかったんだよなあ

シンプルに強し

最初のボスが強すぎる!!


マジで最初のボスが異常に強いです。イカれてる。前述したアクションのもっさりさにくらいどころが悪ければほぼ確定即死の攻撃ばっかでめっちゃきつかった。普段は難易度ノーマルでやってましたがここだけイージーにして、一時間くらいかけてなんとか勝てました。
トロフィーの取得率を見てもこいつ以降ごっそり下がっているので、すごいもったいないよなあ

ストーリー

輪廻転生が前提で死が肯定されている世界観

全体的な世界観はめっちゃ好きです。当たり前ですが現実世界での死は人生の中でも最も重いものであり、「死」を軸としてきたゲームはいくつもありましたが、本ゲームではこれがとても軽くなっているというのがとても意外でした。
ただ、死が軽すぎるあまり、ネームドキャラが序盤でとんでもない速度で死にすぎてあまり感情移入できなかったなあという印象です。

物語に起伏がない


自分がプレイしてストーリーにもう一つ感じたのは物語に山や谷がないってことです。このゲーム主人公のカガチがただひたすら身近な人間の死を見るわ追われる身になるわ今まで守っていた人間を殺すことになるわ最終的には…でひどい目にあいすぎなんですよね・・・

鬱ゲーってちょっと上げてから一気に底に落とすからこそ鬱って言葉が使われているのだと思いますが、このゲームは根本から違うというか。
良くも悪くも最初がいちばんうえでそこからクリアまでただひたすら下に下に落ちていくのが、しんどいというか残酷。
ただひたすら最後までの道を丁寧に描こうとした、といったところでしょうか(それでもほかのキャラクターの死はもっと重く書いてほしかったが)


さいごに

正直最初のボスで諦めかけていたけどクリアまでやれてよかったです。個人的にはリンネのキャラが好きだったからもうちょっと出番欲しかったなあと思いますが。アクションはあまり好きじゃなかったのでトロコンは今のところ考えてないです。

あまりにも世界観やストーリーが独特なので、人によって評価がとても変わりそうかな、自分は好きだった。
暗いゲームをプレイしたいという方には向いてると思うので、是非。





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