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脱コルセット実践1

今日の脱コル

せっかくの実践1だが、日が変わったので正確には昨日の脱コルだ。

土曜日なので会社は休みだった。所用のため駅ビルに行くことになった。

洗顔後、化粧水と乳液の後に日焼け止めを塗る。

本来であればここからファンデーション、そして顔へのお絵かきに移行するが、以上で顔まわりは終了。

次は服選びだ。駅ビルに行くということはすなわち私の中ではハレ、つまりスカートなどで少なからず着飾って行くところだが、Tシャツとハーフパンツを引っ張り出す。

身につけて鏡の前に立った感想は「パジャマか?」だった。

持っていた数少ないTシャツもハーフパンツも、stussyのものなので全くもってパジャマではないのだが、身体のラインを拾わないデザインだからそんな風に見えたのかもしれない。

つまり、いつも男性が普段着にしているような服は、機能性の全くない服がデフォルトの女性にとってみればパジャマくらい快適ということか。

髪の毛はまだ長いのでひとつ縛り、アクセサリーも無しで身につけるのは腕時計のみ。

カバンもシンプルなトートだ。財布とスマホと充電器を投げ込み、靴箱からサンダルを選択する。

鍵をかけ、キーケースを畳んだ際、ポケットの存在に気づいた。パンツのポケットにキーケースを滑り込ます。スカートのときにはなかった利便性だ。

AVIOTのワイヤレスイヤホンを両耳に装着し、歩き始める。いつもに比べて、起きてから家を出るまでの時間が格段に短い。我々はどれだけの時間を損してきたのだろう。

駅ビルで所用を済ませたあとは、本屋を物色する。いつもなら、スカートがめくれてないかといったことに細心の注意を払うが、今日はそんな心配はいらないし、誰も私を品定めするような目で見てこない。

見られない性を垣間見た気がした一日だった。


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