XX.【受付】調香室 Śūnyatāスニャータ 2019年 個人調香・調香体験
個人調香・調香体験の2019年の受付を開始しました。
内容:
個人調香:約90分、10種類程度のその季節の天然香料に対する印象を伺いながらカウンセリングをします。それをもとに調香師の東京山人が貴方だけの感覚に向けた香水を調合します。混合香料の安定を待ち、一か月以内に5ccボトル入り香水をお渡しします。
調香体験:約90分、季節の天然香料をお試しいただき、ご自身の感覚を確かめていただきます。その香料の中からその時のテーマに合わせてご自身で調合していただきます。5ccボトル入り香水を当日お持ち帰りいただきます。当日は手引きを致しますので特別なご準備、経験などは一切不要でどなたでも可能です。
日時:メール申し込みで、個別にご都合のよい日時を相談の上ご案内致します。
場所:都内、世田谷区目黒区周辺(お申込み確定時に個別にお知らせします。)出張応相談。
費用:個人調香 2万円(事前振込_実施日程確定後)*調香体験をされた方にはお値引きがあります。(*薬物、アルコール等の依存症の既往歴のある方は優先的に受付けるとともにお値引きをします。また、未診断でも依存症と類似の症状がある方はご相談下さい。)
調香体験 1万3千円 *初回以降お値引きあります。
申込方法:
1.個人調香または調香体験、申し込み_希望の旨と、
お名前のみ sunyataperfume_at_hotmail.com (_at_は@に置き換えて下さい )
まずはご連絡を下さい。
2.その後、当方から日程や場所などのご都合伺いなど、代金の支払い方法などと合わせて詳細メール差し上げます。
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オンラインでは伝えられない香りという感覚をシェアするため、お一人ずつお客様に合わせた体験会や調香をオフラインで行っています。そのため、受付方法定形化難しく、煩わしくて恐縮なのですが、個別メールのやり取りで実施までの手続きを進めさせていただきます。何卒ご了承ください。
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調香室 Śūnyatāスニャータ の仕事
#あなた自身が今感じていることをそのまま純粋に受け止める感覚を 、嗅覚を通じて取り戻す:
#何か (過去の出来事、未来への不安、怒り、苦痛)に囚われ逃げられなくなっている感覚を、解放する:
#香りの麗しさ 、香りの力の不思議を味わい、悦び、楽しみを分かち合う:
まず何よりもこれらが基本であり、その結果として
ストレスからの解放があり、ストレスに起因した不調の緩和、ストレス耐性の獲得がある。2次的には、良く生きたい、生きてほしいという願いを、実体ある香りという形として創り贈る、受け取ることの歓びがある。
解放された感覚は想像力に繋がり、生きる上での危険を避け、毎日を創造する悦びを得るためには欠かせない。
もしも感覚の歪みがあなたを曇らせているのならば、調香はあなたがあるべきように生きることを助けるかもしれない。
自らを害すると知りながら、止めることができない欲や執着は、感覚が何かに囚われている状態であると考えられる。もしそのことであなた自身が苦しんでいるのならば、あなたが本当に求めているのが何であるのかを知り、囚われた感覚を解放するために、香りは助けになるかもしれない。
脳の機能として、気持ちが何かに囚われてしまうとそこへ向かう感覚がより強化される傾向があり、逆に他の感覚が弱められる。
例えば、痛みに見舞われた際、感覚がその痛み集中してしまうと痛みを感じる感覚はより強化され、痛みが増幅するように感じられる。逆に、痛み以外に感覚を向けることができれば、痛みの緩和に繋がる。同様に、怒りの感情にいつまでも囚われていると、その怒りはより強化され、それらとシーソーの関係にある悦びや快楽はより感じられなくなっていく。
感情の起伏、喜怒哀楽は生きるものとして自然のもの。しかし、必要以上に負の感情に囚われ、振り回される必要はない。今、この瞬間を感じる感覚を保つために、日々、感覚はゼロ(sunyata)に戻す。
ストレス耐性とは、歓びへと向かう力。どんなにひどいことが起ころうとも、立ち直れないと思えるほどの悲しみも、感覚が正しく保たれていれば、最後には歓びの光へと向かう力のほうが勝る。逆に、些細な出来事にも生きることを諦めるほど重大なダメージを受けているのは、歓びを感じる感覚を日々疎かにして暮らしているのではないだろうか。
スニャータ調香は、感覚の仕事であって、(当然ながら)人の精神(魂)には一切触れない。
巷に溢れるスピリチュアルだとかヒーリングなどとは縁遠い。
あなたの精神に触れられるのはあなた自身だけ。また一方で、その精神はあなたひとりのものではなく、私のみならず、今生きる全ての生命が織りなす時代の模様。
生体機能は化学的に追跡できる物質の動態のみならず、圧力、重力の負荷や行動パターンに大きく影響される。例えば、睡眠を例に挙げれば睡眠時間やその質がどれほど生体機能に影響するかを想像するのは難しくない。物質はむしろその活動の結果として動いているのであって、特定栄養素やサプリメントをどれほど摂取しようとも、生命の織りなす平衡ー非平衡のリズムに合わなければ、良くて無影響、悪い場合はどこかに歪が生じる。一人ひとりの生きる様式、毎日、何を話し、何を聴き、どう歩き、何を感じているのかを読み取ること無しにその人の状態を見立てることは難しい。その向き合い方は現代医療の領域にはない。タロットや占いの類に迷ってる感覚の見立てを期待するのはお門違い。一人ひとりの現在の状態に、感覚を通じて向き合うのが調香の仕事になる。血液検査や唾液から読み取れる物質の変動よりも、香りへの応答はより多面的にその人の状態を表してくれる。
自分自身が意識できない感覚のうち、physicalな感覚の変動はバレエや楽器の演奏など繊細な身体の使い方を求められる際に「なぜか今日はうまくいかない」「今日はとても調子がいい」といったように現れる場合がある。興味深いことには日本の茶道も、呼吸や道具を通し、躰の動きに感覚の状態が丸出しになる。
世の中には人の行動のそういった部分を観察している目が少なからず存在し、行動している本人すら気付くことのない当人の感覚を黙って読み取っている。
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