2024年これだけはおさえておきたい美容医療の成長戦略
2023年もあと2週間となり、2024年のビジョン、戦略を考えていらっしゃる先生も多いかと思いますので、今回は基本的な成長戦略の考え方を改めてお伝えしたいと思います。
さて、売上の公式としては、
売上=患者数×診療単価
というものがありますが、私の所属している会社では、
売上=MS(1人当たり年間消費支出額)×診療圏人口×シェア
という公式もよく使います。
今回はこの公式を使って基本的な成長戦略のおさらいをしたいと思います。
まず、MSに関しては来年の予想として、今、岸田内閣が進めている増税施策にプラスして、恐らくウクライナ支援などの増税が乗っかってくる(総額30兆円規模以上の増税?)ため、景気が悪化、実質賃金が上がらず、今年より、一般消費者・患者のお財布の紐が固くなることが予想されます。
そのため、来院控えが起こったり、高単価診療、ついで購入などが抑制されるでしょう。
ですから、今のうちに新しい美容医療や物販の付加を計画しておかなければ、来年の売上が下がってしまう可能性があります。
診療圏人口に関しては、美容医療のコアな女性ターゲットに加えて、学生、高齢者、メンズなどの新しいターゲットの付加。
より専門性の高い美容医療を付加することによる診療圏拡大。
分院展開による診療圏拡大。
あるいは、リードのナーチャリングのためにMAツールを導入するなどの対策が必要になるでしょう。
そして、シェア。
来年は都市部はもちろんのこと、さらに地方都市、郊外にも新たな美容クリニックが増えていくことが予想されるため、今年と同じことしかやらない場合、競合にシェアを奪われ、売上が減少していく可能性があります。
そのため、改めて競合には真似しずらい自院ならではの独自固有の長所・強みを再確認・認識し、そのポイントを力相応で広告・広報活動によって今まで以上に積極的に伝えていかなければなりません。
以上が最低限おさえておきたいポイントになります。
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