ビジョンづくりで悩む先生
先日、クライアントの先生に、改めてビジョンのつくり方についてのご質問をいただいたのですが、
何で悩んでいらっしゃるのか?
お話をお伺いして、もう少し楽に考えられても良いのではないか?と思いました。
まず法人・クリニックの最終ゴール、志、目的であるミッションの設定は大前提ですが、
ビジョンは3、5、10年スパンなどで法人、クリニックを先生がどうされたいのか?
また、そのとき、理事長・院長の年齢が何歳になっていらっしゃるのか?も考慮し、ざっくり本当に達成したい方向性、中間ゴール(例えば、他院では代替不可能な医療づくり、医療領域、症例件数、規模・分院(どこまでのエリアをカバーするか?)、売上・利益、シェア、ドクター・スタッフ数など)だけを決めてしまえば良いと思います。
今は1年もすれば外部環境、時流がころころ変わる時代ですし、内部環境も結構変わります。
そうなると、細かい内容を決めてもそれ通りにいかないことが多いですし、それに縛られると、かえって法人・クリニックの成長度合いが低くなる可能性もあります。
私の伸びているお客様は詳細なビジョンではなく、だいたいの方向性、ざっくりビジョンをつくられている先生の方が多いような気がします。
本当に達成されたいだいたいの中間ゴールだけを決めていて、その場、その場でビジョンや戦略、戦術を臨機応変に変えて、大きく成長している。
いろいろな現場をみていると、あまり固い考え方に縛られず、ざっくりビジョンを考え、つくり、実行されている先生の方がうまくいっているような気がします。