脱毛サロンから医療脱毛の未来予想をしよう
先日、脱毛サロンの倒産件数が過去最多という記事がネットニュースに出ていました。
そもそもエステサロンでは毛根を破壊する行為は禁止(エステサロンでは毛根を破壊する行為は行うことができず、除毛・減耗まで)されているわけですから、
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お客が満足する脱毛効果を出しづらいわけです。
そうであるにも関わらず、通い放題というサービスを付加してしまえば、半永久に通い続けるお客がどんどんストックされていくわけで、経営がうまくいくわけがありません。
脱毛サロンの売上は機械、ベッド、スタッフ数の天井とその稼働率によってほぼ決まってしまうわけですから、どんどん新しいキャッシュを生み出す新規客を取って早く消化させるサイクルを高回転でまわしていかなければなりません。
しかし、通い放題の脱毛サロンの場合はこのサイクルを高回転でまわすことができません。
しかも、お客は予約が取れないと契約の解約を希望してきますから、さらにサロンからはキャッシュが減っていきます。
さらに、昨今の脱毛クリニックの乱入、クリニックの脱毛付加による競合激化でいくら広告費に投資しても以前より客数が減り、4月からの大企業、一部の中小企業の賃上げにより、スタッフの採用、確保がさらに難しい状況になっているでしょうから、予約枠が確保できず、売上アップのサイクルがまわらない。
もうお手上げ!!!
となっているのが現状でしょう。
こういう状況ですから、今後も脱毛サロンの倒産は続く可能性が高いと思いますが、美容医療業界も楽観視できません。
昨今の他業界や個人オーナーの医療脱毛参入組やチェーンクリニックは脱毛サロンと同じようなマーケティングを仕掛けてきていますので、かなり荒れ始めています。
医療脱毛はしっかり脱毛効果がありますので、万が一、通い放題というサービスを付加するクリニックが増えたとしても、脱毛サロンみたいな悲惨な状況にはならないと思いますが、今の脱毛サロンの状況をみて、クリニックの医療脱毛を未来予想し、安易なマーケティング施策に走らないことをお勧めいたします。
むしろ、安易なマーケティング施策に走るぐらいなら、いっそ医療脱毛を捨てて、本当の実力で勝負できる美容医療分野の強化・売上アップを図るべきでしょう。
私のお客様の数字をみていると、早くから脱医療脱毛の提案に乗っかっていただいていたお客様の売上は好調、あるいはなんとか健闘されていますが、医療脱毛にしがみついて施策が遅れたお客様のクリニックは厳しい状況になってきているところもあります。
今、本気の発想の転換が求められていると思います。