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次のステージに上がりたいクリニック経営者に必要な力②

先回のコラムがかなりの反響をいただきましたので今回も引き続き同じテーマでいきたいと思います。

先回はクリニックを次のステージに上げるためには、院長が絶えずクリニックの未来にドクター・スタッフを興奮・わくわくさせるようなミッション・ビジョン力を持っていなければならないことをお伝えしました▼

そして、今回もこれがないと次のステージには絶対に上がれないというものをお伝えしたいと思います。


それは、院長の大きな器です。


これも先回同様当たり前のことだと思われるかもしれませんが、

院長に大きな器がなければ次のステージには絶対に上がれません。

特に労働集約型の事業であるクリニック経営においては、いろいろなタイプの人を受け入れ、活かせる大きな器がなければ難しいと思います。


これを乗り越えられないためにクリニックを次のステージに上げられない院長はとても多いと感じています。


それでは器を大きくするためにはどうすれば良いか?


それは日々、クリニックの現場で起きている人の問題から逃げないことです。

例えば、クリニックではドクター・スタッフたちが言うことを聞いてくれない。

教育・指導するのに手間暇がかかる。

問題ばっかり起こすなど、いろいろなことが起こりますが、


これらは院長の意識を広げるため、器を大きくするために起こしてくれていると、捉えられるかが大事です。


ドクター・スタッフたちはそういうことをやり、院長の心を揺り動かすことで、院長が自分自身と向き合い、もっと意識・器を大きく広げるキッカケを与えてくれているのです。

院長は自分の価値観が絶対に正しいと思っているため、ドクター・スタッフたちが問題を起こすと自分の価値観に当てはめて解決しようとしますが、ドクター・スタッフたちは院長の意識・器を広げようとしてくれているのです。


ですから無理矢理、院長の価値観にドクター・スタッフたちをはめ込もうとしても上手くいきません。


こういうときは院長が不思議と、


「私はこれらのドクター・スタッフたちの問題から何を学べるのか?」

と意識を向け、ドクター・スタッフたちを受け入れたり、新たな全体最適の改善策を考えたりして、ステージを上げられると、ドクター・スタッフたちは問題行動を起こさなくなってきます。


ドクター・スタッフたちは院長の既成概念を壊し、意識を広げてくれる存在なのです。


「今はもうそういう時代じゃないよ!」


と、身を持って教えてくれる存在なのです。


次のステージに上がりたい院長は、自分の価値観が絶対に正しいとは思わないでください。

ドクター・スタッフたちを大きく包み込める大きな器を持ってください。

院長が器を大きくできれば、それに見合った素敵なクリニックを手に入れられることでしょう。

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