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美容医療の値上げをどう考えれば良いか?

今日は参議院議員通常選挙ですが、各政党の公約をみているといづれにしても選挙後は賃上げの流れになる可能性が高いと思います▼

すでにアメリカでは人材の引き留めのために賃上げが始まっていますし、

日本においても保育士や幼稚園教諭の賃上げの流れは継続しそうです▼


以前のブログで、しばらく食品、エネルギーの物価高騰は続き、患者が美容医療に使うお金をしぶる可能性がありますので、値上げはせず、新しい分野にチャレンジし、今まで以上に売上アップを目指して賃上げ対策を行うべきだと、ご提案しましたが、この考えは未だ変わっておりません▼


理由としては、以前お伝えした通り、未だ食品、特に小麦に関しては10月から値上げされる可能性が高いこと。


エネルギーに関しては最近かなり動きがありました。

先日開催されたG7エルマウ・サミット、NATO首脳拡大会議ではエネルギー問題が大きな方向転換を迎えることになりました。


外務省からの発表によると、

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100364067.pdf

「排出削減対策が講じられていない石炭の段階的な削減並びにクリーン・エネルギー及び再生可能エネルギーの拡大は、環境的及び社会的に公正である必要があることに合意した。」


ポイントは2つで、世界一の技術を誇る、「排出削減対策が講じられている」日本の高効率の火力発電がOKになりました。

これは今後、火力発電だろうが、天然ガス、太陽光、風力発電だろうが廃棄まで含め、科学的に環境負荷がより少ないものを選択していく。

日本の高効率の火力発電技術は世界最高峰で、環境負荷が非常に少ないですから他の発電技術に負けません。

そのため、これからは日本で火力発電所再稼働が進むとともに、この技術を海外に売っていく流れもできてくるかもしれません。


首相官邸からの発表によると、

首相は火力発電所2基を再稼働、原発の再稼働を行うことを明言しました。

ただし、火力発電も原発も首相、都道府県知事が指示を出してもすぐに再稼働できるものではありません。

恐らく半年以上の準備がかかりますので、年内は依然として厳しい状況が続くと思います。


さらに、アメリカはFRBの利上げを受け、不動産バブルの崩壊の兆しが出てきました。

リーマンショックからいろいろ対策が練られているはずなので、それほどヒドイことにはならないと思いますが注意が必要です。


そのようなわけで、美容クリニックにおいては値上げというよりは維持。


新しい分野へのチャレンジ、あるいは患者が動いてくれそうなイベントなどをどんどん企画して売上アップを目指し、賃上げ対策を行うことが現状では最適解なのではないかと思っています。


ただし、競合と比べ、よっぽど高付加価値が付けられる美容医療なら値上げも可能だとは思います。

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