美容クリニックのモンスタースタッフへの対処法
最近、美容クリニックでモンスタースタッフに遭遇することが増えています。
最も多いのが20代のゆとり・さとり世代のあまり素養の良くないスタッフがクリニックで幅を利かせているパターンです。
ほとんどが採用で失敗しているか?
あるいはマネジメント力がない院長、主任の方が管理?している美容クリニックに多いような気がしています。
モンスタースタッフの代表的な特徴としては、
①ルーティンワーク、決められたこと、言われたことしかやらない、やりたくない
②権利の主張は激しいが、行動・結果の義務を果たさない
③社会人としての常識が足りない
④社会人経験が乏しいにも関わらず、院長・主任・先輩スタッフの言うことを聞かない
などがあると思います。
院長、主任はモンスタースタッフたちをどうにかしたいと思っていますが、
マネジメント力がなく、辞められたらクリニックがまわらなくなるので、泣き寝入りしていることが多いと感じています。
しかし、こういうモンスタースタッフに妥協し、仕事をしている場合、院長のやりたいこと、ミッション・ビジョンは達成できるのでしょうか?
否。
絶対に無理でしょう。。。
それでは、モンスタースタッフにはどう対処すれば良いのでしょうか?
それは教育することから逃げないことだと思います。
モンスタースタッフとは一人前ではなく、「一人以前」のスタッフです。
クリニックのスタッフとして一人前(知識・スキルだけではなく、人間性が標準レベル)になったとまわりが認めたスタッフの伸ばし方は、いわゆる長所を褒めて伸ばしてあげる長所伸展の教育法が適していますが、これを同じように一人以前のモンスタースタッフにやると調子に乗るだけのことの方が多いと感じています。
一人以前のモンスタースタッフには、まず一人前になってもらうために「短所是正」の教育をした方が良いでしょう。
一人以前のスタッフには長所伸展ではなく、短所是正の教育の方が適しています。
ここを勘違いされているからスタッフ教育が上手くいかないし、ストレスが溜まるのです。
短所是正の教育とは、具体的には、躾・マナー教育の徹底。
次に社会・一般常識の教育です。
これらをしっかり教育した上(あるいはクリニックで働く上の必要な知識・技術と平行して教育する)で、最後にクリニックで働く上での必要な知識・技術を教えるのです。
特に採用のノウハウがあまりない美容クリニックが、万が一、新卒採用で素養の悪いスタッフを採用してしまった場合、短所是正の教育から始めないと、モンスタースタッフが育つ可能性が高くなりますのでご注意ください。
また、もしスタッフマネジメントでお困りの先生がいらっしゃいましたら、弊社でも躾・マナー、社会・一般常識の研修を行っていますので、お気軽に無料経営相談からご相談ください▼