なぜ、あなたのクリニックは伸び悩むのか?②
先回に引き続き、拡大・成長されているクリニックと伸び悩んでいるクリニックとの差を考えてみたいと思います。
次に思い当たるのは、次のステージに上がるための「魅力づくり」に投資できているか?ということでしょうか?
ワンステージ上に上がるための魅力づくりには時間の捻出が必要ですが、ここで躓いている先生が多いように感じています。
日々の診療とクリニックの運営に忙しく、次のクリニックの魅力づくりを考え、行動する時間を持てないために伸び悩んでいらっしゃる。
こういう先生方の特徴は「優秀」だということです。
優秀ゆえに他のドクター、スタッフ、あるいは外部の方に仕事をまかせなくても何とかご自身でやれてしまう。
悪い言い方をすれば「完璧主義」が邪魔をして、さらに上のステージに上がる拡大・成長の機会を自ら閉じているということでしょうか?
完璧主義が悪いわけではありません。
ただ、もっとクリニックの拡大・成長を目指すなら、どうしても今よりまわりの人に仕事をまかせ、協力してもらい、時間を捻出していかなければならないのです。
そのためには院長でなければできない仕事と他のドクター、スタッフ、外部の方でもできる仕事の仕分けをし、完璧主義のバーを下げなければなりません。
数年前まで私は、他の人へは先生の7~8割の仕事をしてもらえれば十分じゃないですか?
と言っていましたが、
最近は50%ぐらいでも良いじゃないですか!?
とお伝えしています。
この考え方には賛否両論あると思いますが、クリニックの拡大・成長を目指すなら、必要な考え方ではないかと思っています。
他の人1人が50%の働きをしてくれるなら、極端な話、1人ではなく2人採用すれば良い。
2人採用してもしっかり利益を出せるクリニックの仕組みをつくれば良い。
これぐらいまで考え方を柔軟にしないと、他のドクター、スタッフ、外部の方に仕事をまかせられない先生がいるのです。
そして、完璧主義のバーを下げ、まわりの人にでもできる仕事はまかせ、
時間を捻出し、次のステージに上がるための魅力づくりを考える時間をつくり、行動する。
この考え方が大事になってくると思います。