最近よくある先生の勘違いや誤解
先週、ご対応させていただ経営相談でもそうだったのですが、いろいろなセミナーに参加され、お勉強された成功事例が必ずしもどこのクリニックにも当てはまるということはありません。
最近、いろいろなセミナーにたくさんご参加されている先生の経営相談に対応させていただくと、勘違い、誤解されているケースが結構あるのですが、その中でも一番多いのは診療圏の違いを理解されていないことです。
セミナーで紹介されたクリニックの診療圏とご相談いただく先生のクリニックのある診療圏が違う場合は、成功しているクリニックと同じような施策を実施しても、同じような結果が得られるかどうかはわかりません。
例えば、美容医療の売上は診療圏内の需要額がどれぐらいあって、その需要額を競合クリニックと奪い合い、どれぐらいのシェアを獲得できるかで決まりますが、これを理解されていない先生が多いと感じています。
また、診療圏の特性としては最低、超都市型、都市型、地方都市型、郊外型の4つぐらいに分類し、今、それぞれの診療圏で美容医療のライフサイクルがどのあたりにあるのか?
ファズや時流などを見極め、どのような施策をうてば、どれぐらいの売上が見込めるか?
まずこのあたりの考え方がベースにないと、勘違い、誤解が発生してしまうと思います。
現に最近の経営相談ではこのようなケースが多発しています。
私が経営相談を担当させていただく場合、先生のクリニックの場合、診療圏の特性はこうで、これぐらいの需要額があって、競合クリニックの状況から、これぐらいの売上を目標にされると良いでしょう。
そのためには、ベッド、看護師、機械、広告などにこれぐらいの投資をしていただき、このような施策を実施していただければ、〇年ぐらいで、目標の売上は達成できるでしょう。というぐらいのことはお伝えしています。
今、美容医療のセミナーはいろいろな会社やコンサルタントの方が実施されているようですが、本来はセミナーでこれぐらいのお話をしておいていただけると、仕事が楽になるのになぁと思います。