移住に向けての話 10
いつの間にかもう7月も中旬でした。
さて、家の全出し掃除が終わって修繕箇所も終えて、さぁ後は本契約して入居を待つだけだね!と家がなり。
なんだかもう来ないと思っていた長野でしたが、やはり入学するにあたって先生と話しながら学校見学をするという話になっておりまして。
もうこの辺の時系列がわかっていないんですが、抜けていたので書きます。
コロナの影響もあり、なかなか安易に見学には来られず、校内に立ち入るにも2週間の健康観察が必要だったりと、なかなかハードルが高い(と思うのは我が家だけ?)
幼い子どもがいる家庭では2週間先の体調なんて未知で、予定を立てるのが怖かった。
なんとかみんな無事に元気で見学に行けた。
電話やメールでやり取りをしていた先生は、直接会ってみるとすごく気さくで、「あれ教頭先生ってこんなフランクな感じなのね」と思わせてくれるような方だった。
それぞれの学年で今行っていることや授業の内容などを見せてもらった。校内に行けてあるお花は高学年の授業の一環だったり、そのお花の器も自分たちで作ったり。生き物を飼う、動物を飼う、それもただ飼うではなくて、その飼った先、お世話した先も自分たちで決めていく。生かすも殺すも自分たちで決めて、その責任を負う。
そこまでいうと何だか重たいけど、魚は切り身で海で泳いでいるとまでいう子が生きる現代。そこまで自分たちで切り拓いて決断して実行して...というにはなかなかできないことなんじゃないかと思う。
子どもたちも外部の大人に慣れている様子で「見学に来たの?」「どこからきたの?」と授業中にもかかわらず娘に話しかけてくれたりした。普通に教室にいる動物を見に入ってくるように声をかけてくれたりと、社交性の塊だなと思った。低学年だからなのか学校の特徴なのか。
車が走る音も聞こえない、ただ風が吹き抜けていく音だけが聞こえる、高い場所にある小学校。
校庭から山が見えて、いろんなところに子どもたちが出入りできる場所がある。
自然なままの林や、湧水が流れる林。子どもたちは商店街にまでも足を伸ばすし、なんなら市街にも出掛けていく。
座っていることがないんじゃないかと思うくらい、毎日のアクティビティが面白く感じられる。
魅力に感じないわけがない私と旦那。子どもたちも安心した様子で校内の見学をしていた。
関東圏の学校にいたらきっと巡り合わないであろう教育があった。
そんな学校に、今娘は通っています。