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10ヶ月ぶりの復帰。怖いけど楽しかった日。
看護師として働くことが、本当は好きなのかもしれない。
10ヶ月ぶりに看護師に復帰をした今日、そんなことを思った。
去年の7月、一生看護師には戻らないと心に決めて病院を退職した。
旅がしたい、留学がしたい、看護師以外の他の世界をみたい。そんな理由で退職をしたけど、本当はもう疲れ切っていた。
命を預かる責任から解放されたかったし、業務や時間に追われる生活から逃れたかった。
患者さんに優しくなれない自分に気付いて「あ、もうダメだ」と思い、辞める決意をした。
辞めてから他の仕事をしようと思って、就活を始めたけどうまくいかなくて、結局中途半端な気持ちのまま看護師に戻ることに。
入職する直前まで、やっぱり辞めようかなって本気で考えてた。
内定辞退する勇気もなく、本日入職。
とても、楽しい1日だった。
今回は病棟からは離れ、夜勤をなくしての復帰だったので、前回とは大きく環境が違うけど、それでも看護師って良い仕事だなあー。と素直に思える1日だった。
患者さんの笑顔とか、人のために働くこととか。
緊張して気疲れはしたけど、それ以上に嬉しくて、心が満たされた。
私はずっと、看護師に戻ることが怖かった。
また患者さんに優しくなれなくなったらどうしよう。
命を預かる責任に耐えきれなくなったらどうしよう。
次こそ看護師を嫌いになったらどうしよう。
そんなことばかり考えてた。
そりゃ、甘い仕事ではない。
ちょっとしたミスとか確認不足が命に関わるし、訴えられることもある。
自分がやったことを後悔して、いつまでも自分を責めることもある。
今だって、怖いことに変わりはない。
でも、今日は初めて「頑張ってみようかな」と思えた。
私は根本的に、誰かの役に立ったり尽くしたりすることが好きだ。
目の前の人には笑ってほしいし、喜んでもらいたい。
看護師ならそれができる。ってわかっていたけど、自分の力のなさを痛感するから、選択肢から外し続けてきた。
今までは看護師をやるなら他を諦める!他の仕事するなら看護師はやらない!って自分に制限をかけた。
完全に0か100で考えてた。
だから苦しかったし、現実をみるたびに絶望してた。
でも、もう極端に考えるのはやめようかな。
看護師が楽しいと思うなら、素直にその気持ちに従えばいい。
疲れちゃったら、相談してまた考えればいい。
怖いと思う気持ちも、相談すればいい。
意地になる必要なんて、なかったと思う。
看護師に戻るからといって、他を諦める必要もないと思った。
並行して自分のための勉強(コーチング、マーケティング、ブログ…)もできるし、活動(町おこし、イベント、ワークショップ)もできると思う。
やりたいことがあるなら、仕事とか趣味とかにカテゴライズしないで、楽しいとか好きとかって自分の気持ちに従えばいいんだ。
正しい答えとか、選択を探そうとするから苦しくなるんだ。
好きなことがあるなら全部やればいいじゃん!
これが、今の私の素直な気持ちかも。
もしかしたら数ヶ月後には正職員になってるかもしれないし、看護師を辞めてるかもしれないし、ダブルワークをしているかもしれない。
どの未来も、私が納得してればそれでいいや。
どの仕事も責任はあるけど、必要以上に自分を責めたり、いじめたりするのはもうやめた。
看護師だから、という枠に囚われるのも、もうやめた。
この10ヶ月、うまくいかないことはたくさんあったけど、回り道に見えるかもしれないけど、私にとっては必要な10ヶ月だった。
休んで、深呼吸して、ちゃんと前に進んでた。
それだけですごいこと。
患者さんの前で、笑えてよかった。
まだ自信を持って言えないんだけど、看護師好きかも。って気持ちも大切にしていきたい。
そんなことを思う1日だった。