いのちの授業を始めます。

これから、いのちの授業を始めます。
いのちの授業です。
いいですか皆さん、着席してください。
はい、ザワザワしないよ？ザワザワしない！皆さん聞いてください。いいから、僕にいのちの授業させてください！
…え、おじさん誰って？いや別に誰でもないよ。いや、先生とかじゃないよ。教員免許持ってないしそもそもおじさんは中卒だよ。いやだから、おじさんはあれだよ。いのちの授業をしにきた人だよ。
だからあ、いのちの授業するために、このクラスに来た人！いやだから、なんで分かんないの？いのちの授業しに来たの！だからとりあえずみんな席座って！はい！座ってよ頼むから！
先生はいるよ。分かんないけど多分職員室とかなんじゃない？いや、だっておじさん先生から頼まれてきたんだから。いやウソじゃないって。え、みんな知らない？いのちの授業代行って。先生にも向き不向きあるでしょ？
いのちの授業やれる先生やれない先生いるでしょ？あの先生は授業をするための人間であって、道徳を説くようなことはできないから、だからおじさんに連絡きたのよ。分かる？
だからあ、このクラスでいじめがあったんでしょ？それはもう皆分かってるんでしょ？だからほら、いじめがあった後はやっぱアレでしょ。いのちの授業でしょ？
サウナ後のビールみたいな感じで。
痛い痛い！急に何すんだよ！蹴るなってほら！座れよ、、座れって！ちょっとなんだよお前ら寄ってたかって、、やめろよ！おい！
お嬢様学校の女生徒がそんなことじゃダメだろ！
…ぐ、ぐ、ぐわああああ！でもあれだ！悪くない！むしろ良い！おじさん、女王様から出禁くらうぐらいのマゾだから！こういうの全然、嬉しい！！もっと欲しい！！もっと蹴ってくれ！