よいフィードバックについて学ぶ
だいぶ遅れましたが、M30最終日でのエクササイズでのフィードバックラップについて書いておこうと思います。
フィードバックが重要な理由
チームを育てる
成長と幸福を増加させる
帰属意識・目的意識を与える
変化と革新の鍵を与える
チームが行き詰まることを防ぐ
これまで自分は「変化と革新の鍵を与える」「チームが行き詰まることを防ぐ」という意識が強かったような気がします。また、フィードバックの経験は、上司から自分、自分から後輩メンバーという片方向の機会しかなかったので、どちらかというと指示的なことばかりだったように思えます。ここでのフィードバックは、双方向であり、対話をして一緒に解決策を導き出すスタイルが、これまでの自分の経験とは大きく違うなと感じました。
フィードバックラップとは
フィードバックラップとは、前向き、建設的なフィードバックに織り込む5つの要素です。
1.コンテキストを伝える
2.観察したことを挙げる
3.感情を伝える
4.価値を説明する
5.いくつかの提案をする
エクササイズでは、2人が上司役・部下役、1人がオブザーバーの3人チームで行いました。上司役・部下役がそれぞれ同じシーンについて状況シートをもらい、双方フィードバックを行いました。オブザーバーはとなり、終了後気づきを話し合うというやり方をしました。ロールプレイとしては、商談の場でのメンバーの行動や、顧客打ち合わせへの遅刻など、よくありそうなシーンをお題として行いました。
やってみてどうだったか?
率直に、これまではコンテキストや観察したことをいう相手との同じ理解の土台の部分を伝えることをしていなかったなと気づきました。
また、「感情を伝える」ということが難しいなと感じました。感情を伝えておわり、であればただの感想となってしまい、前向きな改善というものにはつながりにくいものになってしまいます。
エクササイズでは、双方がこの5つの要素を理解しているのであれば、とてもよいフィードバックになりそうだ、という共通の気付きがありました。
普段のフィードバックから取り入れていきたいと思います。
また、エクササイズでは上司・部下ともにフィードバックを行ったのですが、感情を織り交ぜても、一方的ではないところがよい解決策を導き出せるポイントなのかなと思いました。
「フィードバックはお金のかからない素晴らしい教育です。真摯に追い求め、その恩恵を享受してください」とありましたが、私のように上司も部下もいる立場でも、双方向のよいフィードバックをすることでお互いに前向きになれる機会を作っていきたいなと思いました。