【叡王戦】菅井八段、得意の振り飛車で藤井叡王に勝利!!【振り飛車党歓喜】

藤井聡太叡王と菅井竜也八段の叡王戦第2局が行われた。仕事で直接2人が戦っている様子を見ることはできなかったのだが、戦っている棋譜の中継は出先からでもチェックすることができた。中継サイトには感謝。

対局は振り飛車VS居飛車のいわゆる対抗形。藤井叡王は居飛車党で挑戦者の菅井八段は振り飛車党だ。AIの将棋が強くなってから、近年の将棋界では「振り飛車は不利になりやすいのではないか」と言う見方が強まっている。実際、タイトル戦で振り飛車が登場する機会は減っていて、藤井叡王も対抗形でタイトル戦を指すのは今回の叡王戦が初めてだ。

ただ、振り飛車はアマチュアや女流棋士など多くの人に今も愛されている戦型だ。だからこそ、今回の対局に注目していると言う人は少なくないだろう。

今回の形は特に伝統的な振り飛車と居飛車の持久戦模様となった。似たような形なら見たことがある、という人はかなりいた形のはずだ。

解説の三浦九段が言っていたが、振り飛車対抗形の経験値だけで言えば圧倒的に菅井八段の方が上だろう。最近だと藤井六冠は特に相居飛車(居飛車同士の戦い)を指したり、研究する機会が増えているはずだ。その分、対抗形に関しては力が入れにくくなっている側面はあるかもしれない。

1勝1敗でまだまだどちらが勝つか分からないこのシリーズ、私は振り飛車党としては菅井八段を応援するし、藤井聡太ファンとしては藤井叡王を応援する。つまるところ、両方とも応援している。

今後もこの2人がタイトル戦で魅せる将棋にはとても期待している。

とりあえず今回の対局は菅井八段、圧巻。あっぱれ。

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