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#088 ジブン貸借対照表 その1(高校まで)
今日はジブン株式会社の貸借対照表を作ってみます。といっても、会社員の私が普通にお金に関する貸借対照表を書くだけでは、右側に自己資本と書いて左側に現金、有価証券、不動産くらいのシンプルなものになるため書くことがほぼありません。
ということで
私の中にある能力やスキルセットをバランスシートの左側にあるインビジブルアセット(見えない資産)として着目し、それを得るために用いた資本はどこから調達したのかという視点で書いていこうと思います。
幼少期に親から投資してもらった核となるものを少年期からどんどん再投資して、現在私の持っている資産(スキルセットや特徴)になっているわけです。今回はそれを時系列で表現できるか挑戦してみます。
※一番言いたいことは次の記事の最終章「見えない資産をどうやって獲得してきたか。」に書きました。時間の無い方はそちらを参照ください。
幼年期
農家に囲まれる生活(農家属性)
愛知県の半田市民病院で生まれ3歳ごろまで両親とともに半田市のアパートに居たらしい。3歳から父の実家で祖父母と共に9歳まで過ごす。私が辿ることができる記憶は祖父母と一緒に暮らした常滑の家でのものが一番古いもの。
父親は農学部出身の花好き男子という変わり者草食系男子であったため、その頃よく一緒に親戚(父のいとこ)のラン農家のビニールハウスを訪れたことを覚えています。家庭菜園というには大きめの10アールほどの畑にも、祖母にくっついて毎日行っていました。井戸から竹竿で水を組むなどなかなかの田舎生活。
この頃の暮らしから畑、農業は私にとっての身近な体験となったのでしょう。
いろんな地方の田舎は、どこでも畑はあるのでしょうが、とりわけ親戚にプロ農家が数名いたので身近な存在でした。
小学校
剣道(耐える属性)
親の勧めで小学校2年から剣道をやることになり、同級生と一緒に強豪道場に通っていました。曹洞宗の住職が主宰する道場のため、夏休みには座禅がメニューに入るなど、わけのわからない苦行みたいなものに耐える忍耐力がつきました。とにかく、気合と根性というものを刷り込まれた時期です。悪いことばかりではありませんが、耐えすぎてしまう悪い癖もここから始まっていると思います。
魚を食わされる(味覚)
実家は海が近いのですが、この頃から父親が市場で怪しげな魚を買ってきて捌いて、夕飯に刺身で食べるという趣味が始まります。いわゆる雑魚を買ってくるのですがこれが美味しいのです。小さい魚なので歩留がすごく悪いのですが、流通していない魚は美味しいものの宝庫です。
この頃には鮮魚が特別美味しいと思ったことはありませんでしたが、その頃に覚えた味は時々フラッシュバックのように思い出されて、今、それをお酒と合わせたいというものがいくつかあります。
(例えば、記憶の中にあるメバル、メゴチ、ハゼとかアイナメとお酒を合わせてみたいと強く思います。)
ちなみに果物や野菜についても冒険好きな父は変わったものをどんどん買ってきます。アヴォカドなんかは青くて硬いやつを「森のバター」と言ってで食わされた嫌な思い出も。当時は青臭くて、硬くて不味い果物だと認識。「どこがバターやねん」と思っていました。成人してから、ちゃんと熟した美味しいものを食べてから好きになりました。
中学校
バンド初体験(出たがり属性)
お調子ものの同級生ノブオ(ブサメン)と一緒にバンドらしきものを学校のステージでやることに。カラオケとともに人前で歌うことが楽しくなる。ここで歌うこととか音楽が楽しくなる。もっというと人前でパフォーマンスすることの快感になるという属性を獲得。
なんにもないキャンプ(楽しいことはジブンで作る属性)
夏休みに7泊8日のキャンプに毎年参加。大学サークルが面倒を見てくれるのですが、山奥の廃校を借り切って子供たちを集めて実施して、予定は一切無し。どんなことをしても良いという完全自由なキャンプ。夜更かし、徹夜、昼寝、火遊び、工作、川遊びなんでもやりたいことを各自でやる。それを大学生がサポートする。
このキャンプのおかげで、自分で楽しいことは作れる。失敗してもいいから挑戦するというスタイルの種(タネ)が植え付けられた気がします。
勉強(粘り属性、一般教養)
塾に行ったりして勉強もそこそこやりました。集団で話を聞くのが得意でなかったため、テスト前に詰め込むスタイルで勉強をしました。「教科書をしっかり読む」「ギリギリまで諦めずに詰め込む」ことをやってそこそこ手応えのある成果が得られました。ギリギリまで粘るのはこのときの成功体験かもしれません。
(ギリギリまでやらない癖もついているかも。。。。)
そして、最近、息子の勉強に付き合うことがあるので思うのですが、中学校の学習指導要領の幅広さは一般教養レベルでかなり優れています。
自然科学や国語、社会、言語、体育、技能、芸術などこれだけ一通り知っていれば、興味のあることは自分で考えて調べて結論を出すことができる。
今更ながらに教育プログラムだと思います。(これもそのうち別記事で)
高校
バンド(パフォーマー属性、英語の喋り克服)
数人の仲間と学園祭や企画ライブでバンドをやりました。
この時の快感のおかげ、人前に立って何かをやるということに抵抗が一切なくなり、むしろ積極的に前に出たくなりました。(その当時はまだ斜に構えてカッコつけている感じでしたが。)
そして、この時に努力して英語の曲を覚えたため、カタカナで英語らしく聞こえる発音仕方を覚えました。そして発音については耳で聞いて、シャドーイングでひたすら練習するというやり方をここで身につけました。
サッカー(体力のベースアップ)
なぜか高校からサッカー部に入り毎日めっちゃ練習する。真剣にサッカー選手になりたかったのです。(中二病ですね)
結果、この時期が人生で一番身体能力が高まった時期でした。
今思えばこの時の貯筋を切り崩すことで、大学生活や社会人になって10年ほどのの無茶な働き方を乗り越えられたような気がしています。
まとめ(高校まで)
高校まで実家で過ごし、大学から一人暮らしをはじめます。そこまでは100パーセント両親や祖父母から与えてもらった金銭/時間が原資であり、自分で働いたり、切り開いて得たものはほぼありませんでした。
つまり、他人資本100パーセントで上記スキルを獲得しました。
そして、大学時代にやっと自分で選択して、お金や時間を使うようになります。そのなかで上記の基本的な属性やスキルセットを大学以降に自らの再投資で成長させていくことになります。
ここからは次回
でわ、今日も頑張りましょう
ばいちゃ!
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