01 ニガミ17才『ニガミ17才b』
知ったきっかけ
1月5日、タワレコ新宿で流れていたからです。
どうも前日には「バズリズム」で特集されたようですね。
ShazamでキャッチしたときはMC☆ニガリa.k.a赤い稲妻と完全に混同していました。いや、なんかラップぽかったし……
何がいいのか
まずリズムが抜群によいです。
この1曲目「化けるレコード」がわかりやすいです。
16ビートのおしゃれなベースとドラム!
途中で入ってくるギターも最高ですね。
ロックバンド編成で音数は切り詰めてあるので、
Zazen Boysにも似ているかもしれません。知らんけど。
次に独特な歌詞とボーカルの歌い回し。
この4曲目「ただし、BGM」がわかりやすいです。
なにせ歌い出しが
新春舞踊を一つ終えたババアは 如何にも不満そうで踊り直し
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/nigami17sai/tadashi-bgm/
ですからね。
日本語として意味は通らないが語感がよい、というと
「もってけ!セーラーふく」のときの畑亜貴か、
はたまたマキシマム ザ ホルモンの亮君かですが、
彼らよりかはまだ意味が通っているのが逆に怖い。
そしてアルバムとしては非常にバラエティ豊かです。
1曲目「化けるレコード」は通して聞くとねごと辺りを思い出せなくもないポップセンスがあります。
続けて2曲目「もつれ」は今どきなシャッフル気味のハイハットではじまったかと思いきや、ぶちギレたドラムンベースのようになってシーケンサーともつれ合っていく、とてもかっこいい曲です。
かと思えば3曲目「ラブレター」は一気にレッチリとプライマスの間の子のようになり、とぼけたリズムを重ねた後に発狂していきます。
この最後のテンポと4曲目「ただし、BGM」のつなぎは鳥肌ものです。久々にアルバム単位で聞いてよかったと思えた。この曲もサビではエモいメロディをぶちかましてくるのでまったく油断できません。
5曲目「テクノロジーの鬼」は急にニカっぽくなった上ボーカルもどことなくイケボです。気持ちいい曲です。
と思えば6曲目「町の変態」は、こんなタイトルからは想像もつかない、ゼロ年代邦ロックのシンガロング曲。コーラスはフルカワミキ?と聞きたくなってしまいます。
そんな泣き曲の余韻をとぼけた「ねこ。」という歌詞でぶったぎるのがラスト7曲目「ねこ子」。またプライマスになっちゃった……
あ、あとシンセのあくびさんはとてもかわいい。
こんなひとにおすすめ
・下北に週3ぐらいでいるひと
・アラサーでファンクが好きなひと
・とくに、Zazen Boysが好きなひと
・とくに、ねごとが好きなひと
・声優の顔ファン