ロバート・ティスランド先生について
Robert Tisserand ロバート・ティスランド
著書「The Art of Aromatherapy」は世界で最も多く読まれているアロマテラピーの書籍の一つと言われています。日本語訳がされ、今日のアロマテラピーブームのきっかけとなったと言われています。
アロマの勉強をされた方は耳にされたことがあると思います。
最近は検定でもあまり大きく取り上げられず、また若いアロマセラピストさんでは知らない方も増えてきています。
知っているという方も、すでに伝説の人と思う方が多いですね。
「ロバート・ティスランド」を改めてご紹介させていただきます
実は私の講座を受講なさった方に訂正をさせていただきたいのです。
2000年ごろ彼はスクールを縮小し2010年まで表舞台に現れなくなり引退とも噂されていました。
そのような中、アロマ業界でも信頼おける著者の本に「ロバート・ティスランドというヒッピー青年」という表現で書かれているのです。かなり以前からそういった話はあちこちで出てきました。
本人の耳にも入って「なんでだろうね」となったそうですが
ロバート少年とアロマテラピーの出会い
1967年パリで行われた「ジャン・バルネ」の講演会にイギリスから彼の母が参加しアロマの歴史でも有名な「Aromatherapie」の原著をサイン入りで持ち帰ったそうです。
その本が少年時代のロバートのアロマテラピーとの初めての出会いだったそうです。
イギリスのボーディングスクールへ通うエリート家庭で育った少年期。
両親がイギリスとフランスにルーツがあり、おそらく学校でも学習していたのかフランス語の原著が読め、そしてその内容に惹かれたそうです。
「ロバート・ティスランド」の何がすごい?
精油を小分けし小瓶で販売
1974年にアロマティックオイル・カンパニーを設立
当時精油は香料業界などの材料としてバルクで扱われました。それを買取り一般でも使いやすいようにと初めて小分けに小瓶で販売しました。
世界でも初めて包括的なアロマテラピーとしての紹介を英語で出版
アロマテラピーとしてはガット・フォセから13冊目まではフランス語で書かれ、
その内容は精油の学術的、臨床的な効能などであったようです。そこで精油だけでなく、伝統的ハーブ医療の歴史からとらえ、また薬効のみならず心(サイコロジー)と体など包括的に書かれており、長い間アロマを学ぶテキストとされてきました。
精油の安全性 業界基準となる専門書を出版し常に更新している
安全性のみに特化した書籍は未だ他にはないそうです。
最近改定された「精油の安全性ガイド」では25000以上の論文に目を通したとのこと。(表舞台に出なくなっていた時期が第2版の改訂のための時間でもあったのではないかと)
ティスランド・インスティチュートでは最新の情報を常に発信
実は現役で現在はアメリカでスクールをされています。
ネットが身近になった今、アロマを習う特別な人だけでなく日本にいながら誰でも受講できるシステムを「アロマテリ」という会社が立ち上げました
日本人の中でもロバート・ティスランドに一番近しい方が翻訳されています。
私のハーバートハウス時代の先輩でもあり上司でもあった方です。
9月に入り私自身「精油の安全性マスタークラス2e 第2期生」として受講開始しました。
*今回の内容はアロマテリのインスタライブアーカイブの内容を参考にさせていただきました。
アロマテラピー(アロマセラピー)のこれから
世界でもアロマ先進国のように言われている日本ですが、精油の安全性についての基準やガイドラインというのはまだ定まっていないようです。これは国際的にもアロマテラピーでの課題となっているようです。
香料またはケアなど用途によって精油に求められるものは違いますが、天然とはいえ化学化合物でもある精油について扱う人、全てが安全に取り扱われるようにしないといけません。
ロバート・ティスランド先生はアロマでは伝説のようですが、実は今でも現役講師です。
ティスランド・インスティチュートではどなたでも最新情報を見ることができる日本語版サイトがあります。ニュースレター登録も無料です。ご興味ある方は是非覗いてみてください。
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